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2025年もローリング・ストーンズに期待大 必聴アルバムはこの3枚【アナログで聴きたい名盤】

東スポWEB / 2025年1月2日 10時4分

そして3曲目のストーンズのバラードの最高傑作である「ワイルド・ホース」。カントリーロックの大御所グラム・パーソンズの影響を受けたキースが、彼と作り上げた作品とされる。「野生の馬たちよ、俺らはいつかお前たちに乗ってみせる」と静かに歌うミックのボーカルには思わず泣けてくる。

その他にも得意のブルースのカバー「ユー・ガッタ・ムーヴ」のルーズさ、「ビッチ」の性急感、珍しく明るいカントリーナンバー「デッド・フラワーズ」など秀逸な曲が続き、情緒にあふれた「ムーンライト・マイル」でアルバムは幕を閉じる。ムダな曲は1曲もない、ストーンズ最強期の名作だ。

【エモーショナル・レスキュー(1980年)】ディスコブームに強烈な「回答」を示した前作「女たち」から2年のブランクを置いて発売された80年代最初にして最高のアルバム(「刺青の男」も捨てがたいが…)。

「女たち」同様にディスコに対するストーンズの姿勢はさらに進化した。
いきなり重量感あふれる「ダンス」は聴くものを圧倒する。「俺たちの重いビートで踊れるかい?」というミックの挑発的な声が聞こえてきそうだ。もはやディスコを超えたストーンズ流の重量ファンクといっていいだろう。

同様にスキャットが印象的な「エモーショナル・レスキュー」でも、重量感あふれるファンクが展開される。その合間にストーンズらしいスピード感たっぷりのロックンロール「サマー・ロマンス」や「ボーイズ・ゴー」、レゲエ調の「センド・イット・トゥ・ミー」などあらゆるタイプの曲がアルバムを彩り、最後はキースのボーカル「オール・アバウト・ユー」で幕を閉じる。

70年代の「ブラック・アンド・ブルー」「女たち」からディスコブームに真っ向勝負を仕掛け続けたストーンズにとっての、ひとつのマイルストーンとなったアルバムである。全米と全英で1位を記録した。

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