【箱根駅伝】創価大・吉田響 花の2区で日本人最速も…〝山の神〟への思い「悔いがないわけではないけど…」
東スポWEB / 2025年1月3日 1時4分
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝、2日=5区間107・5キロ)、創価大が往路5位で終えた。花の2区で日本人歴代最速の1時間5分43秒をマークした同大の吉田響(4年)が〝山の神〟への未練を明かした。
17位で襷を受け取った吉田は、13人をごぼう抜き。2020年大会で東洋大の相沢晃(現・旭化成)が記録した1時間5分57秒を上回り、東京国際大のリチャード・エティーリ(2年)に次ぐ区間2位と好走した。
レース後に吉田は「65分20台でいきたかったけどキツかった。最初の15キロまでは順調にいけて、後半の8キロを早いペースで設定していたけど(体が)動かなかった。区間賞を取りたかったので悔しかったけど、日本人歴代トップという記録を更新できたので、そこはうれしく思う」と笑みを浮かべた。
東海大時代の1年時に5区2位と鮮烈なデビュー。2023年春に創価大に編入し、3年時の前回大会は5区9位だった。今大会の前には「希望区間は5区。山の神になるために、この4年間頑張ってきた」と語っていた。
5区への思いを問うと「正直すごくあって、自己嫌悪に陥った時もあった。だけど、2区で走った方が今年はチームの勝利に貢献できるだろうということで(榎木和貴)監督と相談して、お互い納得した上で決めた。今回2区でこんなにいい結果を出させてもらったので、悔いがないわけではないけど、スッキリはしています」と笑顔で説明した。
その上で「自分たちができるベストパフォーマンスを、自分を含めて全員がしてくれた。そこは本当に最高のチームメイトだなと思う。ただ、それ以上に他大学さんの猛追がすごいので、自分は明日走らないけど、応援という形で少しでもチームの勝利に貢献できるように頑張りたい」と、復路を走るチームメイトにサポートを誓った。
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