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【高校サッカー】ロングスローからの得点〝乱発〟で…論議が再沸騰「制限するべき」の声も

東スポWEB / 2025年1月3日 6時9分

今年も「議論」が再燃している

第103回全国高校サッカー選手権で、ロングスローによる得点が勝負所で目立っていることを受けて、規制に関する議論が高まっている。

大会が最も盛り上がりを見せる16強による3回戦が2日に行われ、脚光を浴びたのが、近年是非が問われているロングスローだ。

初出場で進撃を続ける東海大相模(神奈川)は東北学院(宮城)戦で、1―0で迎えた前半アディショナルタイムに、DF佐藤碧のロングスローから、DF塩田航央がダイレクトで強烈なヘッドを決めて追加点を挙げ、試合の行方を決定付けた。この一撃もあって3―0と快勝した東海大相模は8強進出を果たした。

また、上田西(長野)は矢板中央(栃木)戦で、後半21分にロングスローからゴール前で大きくバウンドしたボールをFW柳沢纏がヘッドで押し込み、試合を決めるチーム2点目を奪った。伏兵が優勝候補から大金星を奪う原動力となったのがロングスローだった。

近年の高校サッカー界では、絶対王者として君臨した青森山田(青森)がロングスローを積極的に駆使する戦術を展開。その戦術に批判が高まり、昨年度大会で優勝した際に主力のDF小沼蒼珠は「ロングスローだけじゃないぞというのは証明できたと思っている。注目されると、叩かれるのは付き物だと思っている」と反論していた。

今大会では他チームでロングスローが目立つ展開となり、再び議論が過熱。ファンの間ではSNS上で「特にルール違反でもないし、戦術の一つとしてあり」と肯定的な意見もある一方で、さまざまな観点から規制を求める意見も続出している。

「ロングスローは、時間がかかってアクチュアルプレイングタイム(実働時間)が短くなるのが問題。かといって、その分アディショナルタイムを厳密にとれば、試合時間が長くなるのも問題。スローインに限ったことではないが、アウトオブプレーの時間の制限で、間接的に規制をすべき」「ロングスローは制限するべきです。これではフリーキックと変わりません」との指摘が相次いでいる。

さらに「やっぱり直接ペナに届くロングスローは規制したほうがいいんじゃないかと」「ロングスローには野球のピッチクロックみたいに時間制限を設けてほしい」と、距離や時間などを制限すべきといった具体的な意見も出ている。

高校サッカー界を席巻するロングスロー論争は再び熱を帯びてきそうだ。

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