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【箱根駅伝】青学大が2連覇 「あいたいね大作戦」を体現 6区・野村昭夢が作った貯金守り大会新記録

東スポWEB / 2025年1月3日 13時34分

「あいたいね大作戦」を掲げた青学大の原晋監督

ミッション成功だ。第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路が3日に行われ、青学大が2年連続8度目の総合優勝を達成。原晋監督が掲げた「あいたいね大作戦」を見事に体現し、トップで大手町に飛び込んだ。

山下りのスペシャリストが流れを引き寄せた。6区の野村昭夢(4年)が、10キロ通過時点で従来の区間記録を上回るペースでピッチを刻む。18キロ付近で原監督に「56分台!」と声を掛けられると、最後の力を振り絞った。史上初の56分台となる56分47秒の区間新記録をマーク。1分47秒差だった2位との差を3分50秒に広げた。大きな貯金をつくった野村は「1年間56分台を目標に練習に取り組んできたのでよかった」と笑みを浮かべた。

青学大のライバル・駒大は7区にエースの佐藤圭汰(3年)を投入。原監督が佐藤の存在を不安視していた中で、佐藤が区間新記録を樹立した。差を1分40秒に詰められたものの、8区の塩出翔太(3年)、今春から日本テレビ系列とテレビ朝日系列のクロスネット局「福井放送」にアナウンサーとして就職する9区の主将・田中悠登(4年)で再びリードを広げた。

最終10区は1年生の小河原陽琉がトップで大手町のゴールに飛び込んだ。原監督は作戦名を発令する上で、選手たちに「優勝するといろんな人に会えるぞ。そのためにも頑張ろうな」と鼓舞していた田中は「会いたい有名人」について「ファンキー・モンキー・ベイビーズさんに会いたい。小さい頃から聞いていて、苦しい時、なかなかうまくいかない時にたくさん支えてもらった」と語っていたが、果たして共演は実現するだろうか。

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