【箱根駅伝】青学大・原監督「山攻略」で連覇達成 5、6区の選手スカウトで見極めた〝適性〟の中身
東スポWEB / 2025年1月4日 5時9分
〝原マジック〟がまた大舞台で炸裂だ。第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路が3日に行われ、青学大が10時間41分19秒の大会新記録で、2年連続8度目の総合優勝を果たした。苦戦を強いられる区間もあった中で、勝負を左右する〝山〟を完全攻略して連覇を達成。原晋監督(57)が取材に対して明かしていた攻略の秘訣とは――。
勝利を決めたのは〝山〟だった。かねて原監督は「箱根は山上り、山下りで計算できれば、優勝だけではなく、シード争いも優位になる」と重要視。勝敗を大きく左右する区間において、5区・若林宏樹(4年)と6区・野村昭夢(4年)がそれぞれ区間新記録を樹立する快走を見せ、流れを大きく引き寄せた。
箱根駅伝を見据えるにあたり、原監督は1年間を逆算した長期計画「原メソッド」をべースに強化している。しかし〝山〟は「ポテンシャルよりも適性が発揮される。例えば5000メートルのタイムが速いから必ず〝山〟に適性があるわけではない。ただ平地で鍛えればいいというものではない」と説明。そこで自らの眼力を頼りに、適性のある選手をスカウトしているという。
上りの5区は「どちらかというと小柄かつピッチ走法で、ちょっと前傾気味で、割とコンパクトなランナーが上っているイメージかな」とし、下りの6区は「まずは恐れないこと。下りに対して頭から突っ込むぐらいの感じ。スピードが求められるし、足の回転が必要になってくる」。独自の理論で適性を導き出し、箱根路に合わせた練習を積み重ねているのだ。
成果が実を結び、6区で史上初の56分台(56分47秒)をマークした野村が金栗四三杯と、新設された大会MVPをダブル受賞した。原監督は「優れた能力を持ったものが選ばれた結果だと思う」。華やかなパフォーマンスの裏に、名将の精緻な分析力が隠されている。
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