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【新日本】内藤哲也 高橋ヒロムとの師弟対決制す「彼にプロレスを教えられたこと、俺の誇りだね」

東スポWEB / 2025年1月4日 21時14分

高橋ヒロム(右)にデスティーノでトドメを刺した内藤哲也

新日本プロレス4日の東京ドーム大会で、内藤哲也(42)が高橋ヒロム(35)との師弟対決を制した。

2020年3月の大田区大会で一度決定しながら、コロナ禍の影響により中止となっていた2人の初シングルマッチは、今大会最大級の注目カード。互いの手の内どころか性格までも知り尽くした師弟の攻防は、ハイレベルな読み合いとなった。先にTIME BOMBを浴びた内藤だったが3カウントは許さず、TIME BOMBⅡはデスティーノで切り返す。

内藤はエスペランサ、コリエンド式デスティーノで攻勢に出たが、正調デスティーノをこらえられるとTIME BOMBで反撃を許す。さらに一進一退の攻防から掟破りのデスティーノを決められ、TIME BOMBⅡでマットに叩きつけられた。

それでも師匠の意地で3カウントだけは許さない。TIME BOMB Ⅱ・Ⅴを阻止して張り手を見舞い、スパインバスターから正調デスティーノをさく裂させた。ヒロムも意地でこれをカウント2で返す。ならばと内藤は奥の手スターダストプレスを狙おうとしたものの、ヒロムに足をつかまれコーナーに登れない。

必死の形相を見せる弟子に、内藤は強烈な張り手を一閃。バレンティアをさく裂させると、最後はこの日2発目のデスティーノで激闘に終止符を打った。

試合後のリング上で内藤は拳を突き上げ、ヒロムは一礼して拳を突き合わせる。制御不能な師弟の絆に、東京ドームからは大きな歓声が巻き起こった。

バックステージも2人で登場。内藤は「彼はもう新日本プロレスのトップレスラーだよ。いや日本中、世界中のトップだよ。そんな選手にプロレスを教えられたこと、俺の誇りだね。こうして今回師匠としての意地を見せることができたのも、彼にとっては最初で最後だったかもしれない。でもこの先はどうかなそれは分からない。高橋ヒロムという選手、パートナーとしてもそうだけど、対戦相手としてもすごく魅力的な選手だなと今日改めて思いました」と弟子の成長を認めると「師匠越えができなかった弟子・高橋ヒロム選手、何か残す言葉はあるかな」と呼びかけた。

戦前から師弟対決は今回一度限りと公言していたヒロムは「最初で最後の対決に嘘はないですよ。内藤さん、俺はもうあなたと戦うつもりは一切ない。内藤哲也を、内藤哲也の強さを超えられなかった。それで構いません。ただ、内藤哲也の存在感をいつの日か必ず超えてみせますよ」と潔く敗北を認めつつ、キッパリ。

「俺の中でひとつ覚悟が決まりました。その一礼をしたんです。そして、内藤さんが師匠でよかった。あなたに教えてもらえて本当によかった。内藤さん、ありがとうございました」と感謝の言葉を口にした。

しかし、そこにまさかの乱入者が…。5日東京ドーム大会でヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)とのIWGPタッグ王者決定戦を控えているグレート―O―カーンが、昨年の「ワールドタッグリーグ」覇者の内藤&ヒロムにも出場を要求。自身の指名選手は「ユナイテッド・エンパイア」のジェフ・コブと発表した。内藤もこれを受諾し、内藤&ヒロム、オーカーン&コブ、ヤングバックスによる3WAY王座戦への変更が確実となった。

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