【広島】坂倉将吾 2025年の糧となる〝プレミア12〟台湾での衝撃「あの2試合だけは…」
東スポWEB / 2025年1月6日 5時4分
名実ともに球界を代表する打てる捕手に――。小園、秋山に続く広島の新年インタビュー第3弾は坂倉将吾捕手(26)が登場。初の打撃タイトル取りを誓った。2024年シーズン前半は極度の打撃不振に陥ったが、後半戦以降は脅威的な復調を遂げ、11月の「プレミア12」では侍ジャパン正妻として大活躍。右肩上がりの軌跡のまま25年シーズンを完走し、「日本一チームの正捕手」になれば26年のWBC日本代表入りも見えてくる。本格的な打棒開眼を目指す背番号31の胸中に迫った。
――24年シーズンを振り返って
坂倉 打撃で良くないという意味ですごく大きな波が来てしまった。そこに対し、他の人たちからの力も借りつつ、何とか乗り越えることができたというのが印象に残っていますね。
――7月以降は状態を戻した。不振脱出は自分の中で、確かな手応えがあってのものでは
坂倉 オールスターで出たホームランは、あくまでたまたま出た結果というか…。でも、その後は、いい角度でバットが出るようになったというか、打席での感覚で良くなったのは確かです。
――打撃面は4年連続で規定打席入り。そろそろタイトルを狙ってもいいのでは
坂倉 狙うとすれば…首位打者ですかね。21年に少し争った経験もあるので、そういう経験も生かせればと思います。
――打撃項目へのこだわりは
坂倉 打者の価値という部分で基本的には自分はOPSが大事と思っていて。理想としては常に8~9割は出したいと思っていて。そのためには出塁率、長打率はもっと上げていかないと、と思ってます。
――24年のOPSは通算7割4分も、8月以降の後半戦は8月が9割5分3厘、9月が7割7分2厘、10月は9割9厘
坂倉 なので、その水準を年間を通して継続したい。昨年は前半戦のOPSが(不振で)2割とか、3割だったので。
――その水準を常時、維持できれば打率も3割前後は勝手についてくるのでは
坂倉 そうなればな、とは思っていますし、逆にそれでついこなければ、また何かを考えなければならないかなと。細かく言えば、長打率5割、出塁率4割はすごく打者として、信用の高い数と思ってます。
――日本代表・侍ジャパンでも7試合で打率4割4分4厘、1本塁打、4打点で大会ベストナインに。どんな1か月だった
坂倉 本当に素晴らしい選手ばかりでいろいろと学ぶこともあり、逆に聞かれることもありました。充実した1か月でした。
――印象深い試合は
坂倉 台湾での韓国、台湾戦ですね。あれほどの完全アウェーの中で試合をやるというのは初めてで…。試合前からかなりミーティングをしっかりとやって、試合を迎えたのですが、あの2試合だけは…。
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