【AEW】ケニー・オメガ完全復活で…新日本との「全面対抗戦」ブチ上げ! 棚橋、飯伏にも注目発言
東スポWEB / 2025年1月6日 6時9分
新たな戦いの幕開けとなるか。東京ドーム2連戦2日目となる新日本プロレス、米AEWらの合同興行「レッスルダイナスティ」(5日、東京ドーム)で、AEWのケニー・オメガ(41)がゲイブ・キッド(27)との死闘を制した。2023年12月から憩室炎で長期欠場していたが、約1年ぶりの復帰戦で「ベストバウトマシン」の神髄を披露。復活を遂げたケニーは新日本とAEWの全面対抗戦を提案するとともに、注目発言を連発だ。
昨年11月の大阪大会で大乱闘を繰り広げた2人による今大会最大の注目カードは、壮絶な流血戦となった。片翼の天使を卍固めに切り返されたケニーは、3冠パワーボム、レッグトラップパイルドライバーとゲイブの猛攻にさらされる。それでもVトリガーで反撃に転じ、盟友・飯伏幸太の必殺技カミゴェから、最後は片翼の天使で3カウントを奪った。
約1年ぶりの試合とは思えぬ超人的な動きでベストバウトを生み出したケニーと、新日本を背負って戦ったゲイブ。解説席の棚橋弘至が涙するほどの激闘を経て、ケニーは「お前と戦おうと思った俺の決断は正しかった。それを今日、お前は見せてくれた」と対戦相手に賛辞の言葉を贈った。
日本では初の試みとなった合同興行で完全復活を遂げたケニーは、取材に対して今後のAEWと新日本の関係について持論を展開した。「AEWにいるトップ選手の多くは、新日本から来たという側面がある。(ウィル)オスプレイやジェイ・ホワイトやオカダ(カズチカ)のようにね。日本で結果を残してAEWに来て、ベルトを取ってスターになった。だからそういう選手たちがまた新日本に来て、今のAEWのスターと新日本のスターのどちらが勝つのかという試合をもっとやった方が面白いと思う」
この日も両団体のシングルマッチが実現したが、提案するのは新日本とUWFインターナショナルが1995年10月9日の東京ドームで、日本中のプロレスファンを熱狂させた全面対抗戦だ。
「新日本との協力もワクワクしてるんだけど、どちらの方が強いのかというのは俺も知りたいし、ファンも知りたいと思う。公平を期してホームとビジターの両方でやったらいいんじゃないかな」
仮に実現した場合、熱望するのは鷹木信悟との初シングルだ。「俺はカナダからDDTに来て、魂はDDTにある。鷹木も俺と同じで、今もドラゴンゲートの魂も持っていると思う。所属団体は違うけど、お互いに強くなるために、コンプリートレスラーになるために新日本に来て、ベストのキャリアを積んできたんだ。だから俺たちの戦いは必ず面白くなると思う」と目を輝かせた。
今後はAEWマット復帰が望まれる立場だが、日本マット界にも興味津々だ。来年1月4日東京ドーム大会で引退する棚橋には「いつも俺の対戦相手だったから、一回は組んでみたい気持ちがある。(AEW副社長のケニーと新日本社長の棚橋という)オフィスの人間同士でね」と笑いながら引退ロードでの共闘を呼びかける。
さらには「この1年間、サポートして一緒に練習してくれるレスラーは、飯伏(幸太)さんしかいなかった。別の国に住んでいるからほとんど1人でやってきたけど、最後の自信は飯伏さんのおかげで戻った。日本でも米国でもどんな国でも、ゴールデン☆ラヴァーズをやりたい」と盟友への思いも明かした。
ともあれ誰もが待ち望んだベストバウトマシンの帰還が、プロレス界に大きな影響を与えるのは確実。日米で絶大な人気を誇るケニーの動きから目が離せない。
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