1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

佐々木朗希争奪戦で各球団が〝諜報部隊〟結成 24時間体制で情報をチェック&解析

東スポWEB / 2025年1月6日 11時4分

佐々木朗希獲得を狙う球団は諜報部隊を結成

令和の怪物はどこに行き着くのか。ロッテからポスティングシステムでMLB移籍を目指す佐々木朗希投手(23)が、獲得を目指す球団との面談を進めている。新天地の有力候補として米メディアの間ではドジャースやパドレスなどが挙げられているが、最終決定は本人が契約書にサインするまで誰にも分からない。さまざまな情報が飛び交う中、各球団は秘密部隊を結成し〝諜報活動〟に乗り出しているという。

昨年12月中旬から希望する球団との面談を開始し、米メディアでは4日(日本時間5日)までに少なくとも7球団との接触が伝えられた。そうした中、MLB関係者によると、各球団は「情報戦」に異常なまでに神経をとがらせているという。

争奪戦が繰り広げられる舞台は米国本土。最新情報は米メディアによって速報され、インターネットやSNSが普及した現在では日本にも瞬時に伝えられる。佐々木の獲得を狙う球団の中には〝秘密組織〟が結成され、配信された情報を24時間体制でくまなくチェック、解析する部隊が存在するというのだ。

とはいえ、発信源はあくまでも米国。わざわざ日本の報道にまで目を光らせる必要性はないように思われるが、広く検閲することには理由もある。〝誤情報〟に踊らされ、ミスリードされないためだ。

昨オフにエンゼルスからFAとなり、結果的にドジャースへ入団した大谷翔平投手(30)にも怪情報が流れた。合意直前に「カナダ行きのプライベートジェットに乗った」とブルージェイズ入りをにおわせる情報が出回り、大混乱に陥ったことは記憶に新しい。

ほかにも、2021年オフに広島からポスティングでカブス入りした鈴木誠也外野手(30)も「パドレスと基本合意」と誤った情報が拡散された。11年オフに日本ハムからレンジャーズに移籍したダルビッシュ有投手(38=現パドレス)も同様だ。当時は入札金額1位の球団だけが交渉を認められ、締め切り直前に「本人は西海岸を希望」との情報が流布。一時的とはいえ、入札に参加したヤンキースやレッドソックスなど東海岸の球団をけん制するかのような動きでもあった。

こうした情報は「何かしらの意図や謀略の意味合いが込められ、獲得競争に参加したどこかの球団が流しているケースが多い」という。特に大物選手が移籍する場合は、より顕著になる傾向がある。

前出関係者は「これは日本選手に限った話ではない」と話すが、佐々木はMLB30球団のほとんどが注目する逸材だ。しかも「25歳ルール」が適用されるため、マネーゲームに発展する可能性もない。資金力に乏しい球団も参戦できるとあって、佐々木関連の情報は「生命線」ともいえる貴重なものとなるわけだ。何が正しく、どれが間違った情報なのか。偽情報に踊らされた揚げ句に日本の至宝を獲り逃がしては目も当てられない。

佐々木の移籍先について、全米記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者が3日(同4日)にXを通じてパドレス、ドジャース、ジャイアンツの3球団を最有力候補と報じた。また、1日(同2日)には元ナショナルズGMでスポーツ専門メディア「アスレチック」のアナリスト、ジム・ボウデン氏はドジャースとパドレス、カブス、ヤンキース、メッツ、レンジャーズの6球団だけでなくジャイアンツも参戦している可能性に言及した。

いずれにせよ、佐々木陣営が契約する時期は今年の国際ボーナスプールに移行する15日(同16日)以降。期限は米東部時間23日午後5時(同24日午前7時)と定められている。今後もさまざまな情報が錯綜しそうだが…。最後に笑えるのは1球団。表舞台に姿を見せない〝特殊部隊〟による「真贋」を見分ける力で明暗が分かれるかもしれない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください