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中国人俳優・王星 タイでのニセ撮影にだまされ〝誘拐〟被害…特殊詐欺のターゲットか

東スポWEB / 2025年1月7日 6時4分

誘拐されたとみられる王星(微博から)

中国の俳優がタイでのニセの映画オーディションにだまされ、タイとミャンマーの国境付近に連れて行かれ、誘拐される事件が発生した。

複数の中国メディアは6日、若手俳優の王星(31)が海外での撮影に参加した直後、行方不明となっていると報じた。

王星のガールフレンドが5日夜、SNSで人々に助けを求めるメッセージを投稿した。投稿によると、12月24日に王星がタイ・バンコクで行われるという映画のオーディションの招待状を受け取り、1月3日にバンコクに渡ったという。そして、撮影スタッフと称する人物たちにタイとミャンマーの国境付近に連れていかれ、その直後から連絡が不通となり、行方不明となっている。

在タイ中国大使館とチェンマイ中国総領事館は「家族からの援助要請を受けており、事件の経過を追跡する」と発表した。また、在ミャンマー中国大使館の職員は「大使館はこの件に注目し、非常に真剣に受け止め、王星氏が(ミャンマーの)ミャワディに滞在しているかどうかの確認を開始した」と述べた。

報道後、同じく俳優でタレントの徐大久は、自身の体験についてSNSに「自分自身も全く同じ体験をした。撮影の依頼を受けタイに行ったところ、撮影クルーと称する人物たちに撮影場所まで移動するため、車に乗るよう指示されたが、怪しく思い、その場から逃げ出した」と投稿した。その上で、今回行方不明となった王星について、ミャンマーで犯罪行為に加担させられている可能性があると指摘している。

中国人ジャーナリストの周来友氏は「中国人にとって人気の観光地となったタイですが、これまでにもタイで観光中の中国人が誘拐されてミャンマーに連れて行かれ、犯罪に巻き込まれる事件も確認されています。情勢が不安定なミャンマーでは、中国系特殊詐欺組織が現地の当局者と結託し犯罪行為をしていることが分かっており、ありとあらゆる方法で若者をリクルートしてきました」と指摘する。

つまり王星は、身代金目的の誘拐ではなく、特殊詐欺をさせられるために誘拐された可能性が高いようだ。中国では日本以上に〝振り込め詐欺〟などの特殊詐欺が横行している。犯罪組織にとっては、俳優は演技力があるため、特殊詐欺の掛け子として使えるということだろう。

中国のSNS「微博」では、「俳優をターゲットにした詐欺か」「殺されることはなさそうなのでよかった」「早く無事に戻って来てね」とのコメントが寄せられている。

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