【初場所】照ノ富士が３場所ぶりの出場に意欲「１１回目の優勝を目指して頑張りたい」

奉納土俵入りを行った照ノ富士（中）。左は太刀持ちの尊富士、右は露払いの錦富士

大相撲初場所（１２日初日、東京・両国国技館）を控えた７日、横綱照ノ富士（３３＝伊勢ヶ浜）が、東京・明治神宮で奉納土俵入りを行った。約２１００人の見物客を前に、力強い不知火型を披露した。

かねて２桁優勝を目標に掲げてきた照ノ富士は、昨年の名古屋場所で自身１０度目のＶを達成。だが、その翌場所から両ヒザの古傷や糖尿病の影響で２場所連続で全休している。

初場所での復帰に向けて「今日は部屋でぶつかり稽古をメインでやった。体のハリや体重が少しずつ戻ってきている。まだ時間はあるので、徐々に戻していきたい。その日、その日の状態で精いっぱいできることをやっていくだけ」と現状を明かした。

その上で「１年が始まるということで、自分の中で気を引き締めて、一からという思いを持ってやっている。１１回目（の優勝）を目指して頑張りたい」と復活Ｖに向けて意気込んだ。