【ゼロワン】4・27復活〝新ハヤブサ〟の正体は…「強いリスペクトがあってプロレスを志した」

故江崎英治さんが華麗な空中殺法を見せた〝初代〟ハヤブサ（1994年4月16日）

新生ゼロワンが〝伝説の不死鳥〟ハヤブサを復活させると発表し、大きな反響を呼んでいる。

メキシコ観光主催の「ルチャフェススペシャル」（４月２７日、東京・両国国技館）のリングに舞い戻り、田中将斗（５１）とシングルマッチで対戦する。１９９１年にＦＭＷでデビューした故江崎英治さんのハヤブサは、華麗な空中殺法でファンを魅了したが、２００１年１０月に試合中のアクシデントで頸椎を損傷。１６年３月、くも膜下出血のため４７歳で死去した。

対戦相手の田中は「ただハヤブサになりましたじゃ、僕もお客さんも納得しない。たたずまいから一つひとつの動き、それでいて新しいハヤブサのイメージをつけないといけないから相当ハードルは高いと思う」と注文をつけつつも「僕はハヤブサを生かし、ハヤブサが僕が生かす試合をした上で倒せばいいと思う」。ベストバウト級の試合になることを期待する。

いったい〝新ハヤブサ〟はどんな選手なのか。ゼロワンの神尊仁社長は「彼はハヤブサへの強いリスペクトがあってプロレスを志した。一人のプロレスファンからプロレスラーになった青年です」と明かす。抜群の運動神経を誇り、空中殺法もお手の物だという。

「４月２７日までにどのような進化を遂げるか。限りなくオリジナルに近づけるように、いや、それ以上に仕上げてくるでしょう。当日は、スーパーＪカップでお披露目した時と同じような衝撃を与えたい」

１９９４年４月の「スーパーＪカップ」でハヤブサは獣神サンダー・ライガーに華麗なトペ・コンヒーロを決め、一躍その名を広めた。同じ両国で、３１年ぶりに伝説がよみがえる。