ポスト・マローンが働くシングルマザーへ２万ドルのチップ 〝クリスマスの奇跡〟と喜び

ポスト・マローン（ロイター）

人気歌手のポスト・マローンが、昨年のクリスマスイブに女性バーテンダーへ２万ドル（約３１５万円）ものチップを渡し、全米を驚かせている。米ニュースサイト「ＴＭＺ」などが６日、報じた。

ポストは昨年１２月２４日にテキサス州ヒューストンのバー「ザ・レイルヤード」を訪れた際、娘を抱えてシングルマザーとして働く２９歳のレニー・ブラウンさんに２万ドルのチップを渡した。ブラウンさんは「クリスマスの奇跡」だと喜んでいるという。

ブラウンさんは「クリスマスイブに幼い娘を置いて仕事に行かなければならず、私はとても悲しかった。神様が私にクリスマスの奇跡を送ってくださるなんて思ってもみませんでした。この人は、私が会うことができた中で最も謙虚で、人柄の良いセレブです。彼はクリスマスイブに私の人生を変えてくれました。一生感謝します。本当にありがとう」と深く感謝の意を表している。

贈られたチップは、交通費や家賃に充てられ、現在２つの仕事を掛け持ちしているブラウンさんが、娘と過ごす時間を増やせるように新たな事業を始める計画を立てていることから、そのための貯金に回されるという。「事態は困難を極めていたので、本当に言葉では言い尽くせないほどの恵みでした」とブラウンさんは語っている。

テキサス州グレープバイン育ちのポストは、翌日のクリスマスにヒューストンで開催されたＮＦＬのヒューストン・テキサンズ対ボルチモア・レイブンズ戦のビヨンセのハーフタイムショーに参加し、２人のコラボ曲「リーバイス・ジーンズ」を披露していた。