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【宮崎祐樹連載#42】基本的に保険の営業目的で現役選手たちと会うことはありませんが…

東スポWEB / 2025年1月9日 11時4分

2023年11月の日本シリーズ第7戦で阪神に敗れ、涙する宮城(左)に西野(右)はそっと寄り添った

【宮崎祐樹連載 オリのゴリBsを知り過ぎた男(42)】前回の当連載でもお話ししましたが、僕はいわゆる営業目的で現役の野球選手たちと会うことはありません。保険の営業マンであることは事実ですが、相手から聞かれるまでは保険や金融商品に関してのお話をすることはありません。

昨年のオフにはありがたいことに演者としてトークショーに出演させていただく機会がありました。そこで現役選手として共演させてもらったのはオリックス・西野真弘内野手でした。

国際武道大からJR東日本を経て2014年、ドラフト7位でオリックスに入団。1年目から頭角を現し、2年目の16年には主に二塁手として143試合にフル出場。リーグトップの7三塁打を記録するなど、バファローズを長年にわたって支えてくれているスピードとパワーが売りの選手です。

西野ももうプロ入りして10年以上が経過しています。本人も当然、プロ野球選手のお金のこと、セカンドキャリアについても考えているとは思います。僕の仕事のことももちろん知ってくれてはいますが、だからといってイベントの後に営業のための食事を設定するというようなことはしません。

実際、トークショーの後には西野と他のオリックス関係の仲間と食事もさせていただきました。全員が面識があって同じユニホームを着た経験のあるメンバーです。野球談議やプライベートトークに花を咲かせていると時間は一瞬で過ぎていきます。そういう時間というのは本当に楽しいものです。

その日、食事を共にしたメンバーの中には実は僕のクライアントも存在しました。個人情報ですので名前を挙げてお話しすることは控えますが、そのクライアントが保険商品、金融商品に興味がある選手を紹介してくれる流れがあれば理想的ではあります。

保険だったり、将来のお金のことに関して相談するなら一番に僕の名前を思い出してもらえる環境を準備しておく。「宮崎さんに任せていれば大丈夫だから」と一番に紹介されるような人物に僕自身がなっていないといけないですね。

僕はオリックス球団一筋でプレーしてユニホームを脱ぐことになりました。他球団の選手ともつながりがないことはないですが、積極的に営業をかけていくというのは少し気が引けます。

そんなときに助けてくれるのは元オリックスのチームメートであり、トレードやFAなどで他球団に在籍した経験のある選手たちです。オリックスで一緒にプレーしたことでつながったご縁が、パ・リーグでもセ・リーグでも他球団にまで広がっていくという現実。仲間たちのおかげでご縁をいただくのは本当にありがたい話です。

実際に僕のクライアントはアスリートだけではなく、全国に存在していて、方々を飛び回らせてもらっています。クライアントの方々が僕を信頼してくれて、知り合いに勧めてくれるという段階でその人たちそれぞれに合った提案を行う。そういう準備を怠らないように気を付けています。

唯一の例外といえば新入団、2年目くらいの選手にはストレートに引退後の備えについてお話しさせてもらうことはあります。その場合でも、チーム内の現役選手たちに「宮崎さんだったら大丈夫だから、話を聞いてくればいい」って言ってもらえる空気をつくっておくことも大切だと考えています。

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