【伊勢崎オート・ＧＩシルクカップ】新井日和 意地の走りで地元ＧⅠ初優出「仕掛けなかったら後悔すると思った」

渾身の攻めを披露した新井日和

伊勢崎オートのＧⅠ「伊勢崎市誕生２０周年記念 第４８回シルクカップ」は１２日、準決勝戦が行われた。

１１Ｒで新井日和（２１＝伊勢崎）が、地元ＧⅠ初優出を決めた。「スタートはタイミングが心配になり、うまく切れなかった」と不発。うまく内に潜り込んだ篠原睦に交わされ、道中は３番手に。２番手を走る新井裕貴をなかなか抜くことができなかったが、最終周のバックで狭い内に切り込んで逆転、２着ゴールで２度目のＧⅠファイナル切符を手にした。

「（新井）裕貴さんが速くて仕掛けるのが大変だった。最後は曲がり切れなかったし、迷惑をかけたのは反省。でも、最後は気持ち。仕掛けなかったら後悔すると思った」

喜び半分のようだが、優出への強い思いを全面に押し出し、走った。「エンジンはいい。（昨年１２月の）飯塚ミッドナイトで優勝した時よりもいいかも」と愛機は好手応え。地元ＧⅠで優勝戦に進み「良かった」と笑みがこぼれる。

「あとは自分の腕とかスタート。思い切って行く」。猛者が揃う優勝戦で再び意地の走りを見せる。