イチロー氏 米殿堂史上２人目の満票選出へ好発進「彼も特別なクラブに仲間入りしそう」米報道

イチロー氏

米野球殿堂入りが確実視されているマリナーズなどで米通算３０８９安打を記録したイチロー氏（５１＝マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター）が史上２人目となる満票選出へ好スタートを切った。

結果は２１日（日本時間２２日）に発表されるが、ＭＬＢ公式サイトは１２日（同１３日）に殿堂入りが予想される選手の特集記事を掲載。全米野球記者協会（ＢＢＷＡＡ）に１０年以上在籍する記者による投票の途中経過を報じたが、公開済みの３２％時点で１２６票中１２６票をイチロー氏が獲得し、１００％をキープしているという。

このままいけばメジャー史上最多６５２セーブをマークしたヤンキースの守護神マリアノ・リベラ氏以来史上２人目、野手では史上初の満票選出が期待されるイチロー氏。同サイトは「満票で殿堂入りする２人目の選手となる勢いだ」とイチロー氏を紹介し、「かつて１００％の得票率で殿堂入りを果たした選手は１人だけ。２０１９年に殿堂入りしたヤンキースの伝説的クローザーのＭ・リベラは、その年の投票総数４２５票すべてを獲得した。すぐにでも、彼もこの特別なクラブに新たに仲間入りしそうだ」と伝えた。

その上で「公式発表の前に、ドラマチックな展開に期待が高まっている。我々は野球殿堂の歴史上、過去に一度しか起きたことがないものを目撃するかもしれない」と報じている。史上最高の「安打製造機」が満票選出という勲章を手に入れるか。