【巨人】井上温大 キャンプでの「ケガ０」継続を誓う「スローペースでやっていこうと」

井上温大

巨人の６年目左腕・井上温大投手（２３）が「ケガ０」継続を誓った。

井上は１３日、ジャイアンツ球場で同僚の堀田とともに自主練習を行い、キャッチボールや軽いノックなどで汗を流した。昨季は２５試合に登板し、８勝（５敗）、防御率２・７６と全てキャリアハイの数字をマーク。さらには追加招集ながらも昨年１１月の「プレミア１２」では侍ジャパンに初選出され、開幕投手を任されるなど先発と救援で３戦３勝と堂々たる活躍を見せ、「飛躍の一年」とした。

その左腕はこれまではブルペンで多くの人に至近距離で見られながらの投球に無意識に腕に力がこもっていたという。その影響でキャンプ中に腹斜筋や左肘などを負傷。井上は「今までは本当に１回はケガしてたんですよ」と明かすと「そんなおっきいやつ（＝ケガ）じゃないですけど、キャンプでケガをしちゃうと故障班に入るんで、開幕一軍とかじゃなくて、そもそも試合で投げられない状態になったんです」と当時を振り返った。

だが、昨年のキャンプで一変。「ケガ０」で長期間の練習を乗り切った。その理由は内海投手コーチ含む、コーチ陣の助言にあったという。

「今までは若いし、ブルペンでは『アピールしないと…』とかっていう思いが強くて。去年はコーチにも『いつもそこで（キャンプで）ケガをするから（投球数とかを）落としてやろう。投げすぎないようにしよう』って言われたんで、その通りにやったらよかったんで。今年はもう自ら、スローペースでやっていこうと思っています」（井上）。

自分のペースを守り今シーズンもキャリアハイを目指しひたすらに腕を振る。