佐々木朗希 ブルージェイズとトロントで会談 本拠地でキャッチボール目撃情報＝現地報道

トロント入りしたと報道された佐々木朗希

カナダのスポーツ専門局スポーツネット（電子版）は１３日（日本時間１４日）にポスティングシステムでのメジャー移籍を目指すロッテの佐々木朗希投手（２３）がトロントでブルージェイズと面談したと報じた。さらに１１日（同１２日）に本拠地ロジャース・センターのフィールドで練習していたとの目撃情報を伝えた。

その日は球場に隣接するホテルで開催された第２１回ベースボール・カナダ・アウォードの出席者が同局に「ササキらしい特徴を持つ選手が、フィールドで練習をしているのを見た」との目撃情報を語った。

また「スポーツネットに提供されたある映像は遠くから撮影されたもので、ブルージェイズの幹部やスタッフに囲まれた野球選手が『日本式の投球フォーム』と評したキャッチボールを平地で行っている様子が映っていた」という。同ホテルの一部の部屋とレストランから球場が見渡せるようになっており「このセッション（練習）を目撃した別の人たちは、投球フォームは佐々木選手とそっくりだった」との情報を加えた。

しかし、一昨年１２月に有力視されながらドジャースの大谷翔平投手（３０）を獲得できなかったことが影響しているようで「佐々木がブルージェイズを有力な移籍先候補と見なしていることを示唆しているが、他のチームの幹部は引き続きパドレスとドジャースを本命と見ている」と冷静だ。

トロント・サン紙（電子版）は「日本が生んだスターがトロントを訪問し、ブルージェイズと面談したとの報道は、トロントの経営陣を再び野球界の話題の中心になったと、広く評価されることは間違いない」と前向きに伝えた。

ＭＬＢ公式サイトが１３日に「日本の天才投手は候補を絞り始めたようで、月曜日にはヤンキース、メッツ、レンジャーズ、ジャイアンツは候補から外れた」と報じるなど、いよいよ最終段階だ。交渉期限は米東部時間２３日午後５時（同２４日午前７時）まで。佐々木の決断に注目だ。