紀藤正樹弁護士 中居トラブル調査のフジテレビに「『第三者委員会』でないと信用力のある調査にならない」

紀藤正樹弁護士

弁護士の紀藤正樹氏が１５日、「Ｘ」（旧ツイッター）を更新。中居正広の女性トラブルを巡ってフジテレビが外部の弁護士を入れて事実確認の調査をしている件に言及した。

一連のトラブルについて週刊文春はフジテレビ社員の関与を指摘。フジテレビはこれまで社員の関与については明確に否定してきた。しかし、１５日に調査を開始したことを明かしている。

このニュースを受けて、紀藤氏は「念のためですが、この件は、独立性が担保されたいわゆる『第三者委員会』で調査しないと信用力のある調査にはなりません」と強調。続けて、「単に『外部の弁護士』では依頼の経緯や独立性が疑われ中立性を損ねる結果となりかねません」と指摘した。

第三者委員会については、米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」とその関連会社が、フジテレビを傘下に置く「フジ・メディア・ホールディングス」の取締役会に対し、第三者委員会での調査や信頼の回復を求める書簡を送付していたと報じられたばかり。ダルトングループはフジ株式の７％以上を保有している。

書簡でダルトン側は、中居をめぐるフジの対応を批判し、ガバナンスの見直しや社内調査、再発防止策を求めている。