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視聴率「30%超」は確実も… 井上尚弥の試合が地上波で見られない深刻な〝理由〟

東スポWEB / 2025年1月16日 5時4分

井上尚弥の試合はもう地上波では見れないのか

〝モンスター〟の試合は今後も地上波テレビで見られないのか――。ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の試合はNTTドコモの動画配信サービス「Lemino」で無料生中継されている。関係者らによると、地上波でテレビ放送ならば視聴率30%超えが確実という。しかし放映権料は20億円超が見込まれており、地上波中継が〝復活〟することはないようだ。

井上の試合(東京・有明アリーナ)はIBF&WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)が負傷して昨年12月24日から1月24日に延期され、再び相手が負傷したことで挑戦者が変更に。結局、WBO同級11位キム・イェジュン(韓国)との対戦が決まった。

WBO世界バンタム級タイトルマッチに臨む予定だった武居由樹(大橋)は自身のケガで試合中止となったが、中継は前戦と同じくLeminoで放送される予定だ。

かつてはフジテレビ系で中継されていた井上の試合も最近は地上波で放送されていない。ボクシングファンからは見慣れた地上波テレビ中継を望む声が出ていることに代理店関係者は「井上の試合なら地上波で(視聴率)30%は取れるかもしれないけど、今後も地上波でテレビ放送されることはないだろうね。もう金額(放映権料)がケタ違い過ぎるから」と語る。

同関係者は「最近は少し違っているんだけど、テレビ各局はCMが主な収入源。ゴールデンタイムに2時間枠で放送しても、CM収入はせいぜい2億円くらい。サッカーの日本代表戦も放映権料は1億6000万円くらいで、ここから権料や制作費をねん出するけど、井上の試合はもう金額が違う。(放映権料)20億円? そのくらいになるかも。赤字になるから視聴率が〝取れる〟という理由だけでは中継できないでしょう」という。

さらに「仮に地上波でテレビ中継するなら30億円規模の冠スポンサーが付かないとできないのでは。例えば井上が30億円で契約したっていう(サウジアラビアの総合イベント)リヤドシーズンがドンとお金を出してくれれば、やれないことはないけど…」と解説。ただ「さすがに(大手代理店の)電通でも難しいんじゃないかな」という。

その一方で、LeminoやAmazonなど動画配信サービスがボクシングを中継することにはこう指摘する。「テレビ局と違って、そもそも試合中継でもうけようとは思っていないから。井上のスポンサーであり、その井上の試合を中継してサイト内にある他のサービスを知ってもらうとか、会員を増やすなどの宣伝をメインと考えている。Amazonもスポーツの中継をしているけどメインは物販なので『ボクシング中継もしています』って程度。あくまで入口としてなので」。

「モンスター」の試合に限らず、ボクシングの世界戦中継は放映権の高騰とともに配信がメインとなっており、テレビ各局の苦戦は続きそうだ。

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