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井上尚弥打倒へ キム・イェジュン〝超強気〟のKO宣言「日本人選手はいつも一番簡単でした」

東スポWEB / 2025年1月16日 6時4分

打倒井上尚弥に自信を見せたキム・イェジュン(大橋ジム提供)

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)と、24日に有明アリーナで対戦するWBO世界同級11位キム・イェジュン(32=韓国)が超強気モードだ。

井上は昨年12月24日に対戦する予定だった、IBF&WBOスーパーバンタム級1位サム・グッドマン(オーストラリア)が左目上を負傷したため、興行が1月24日に延期。その後再びグッドマンが負傷したことを受けて、相手がキムに変更となった。

キムは来日を控え、15日に韓国で最終調整。井上戦へ向けて闘志をみなぎらせた。「私がKOする方向で練習をしていて、そういうの(展開)が出てほしいです。私がノックアウトすることでゲームが終わってほしいし、私はいつもそういうふうに考えて練習をしてきたので。それが実現する時が来たということです」とモンスターを相手に堂々KO勝利を宣言した。

現在世界最強ボクサーの一人と称される井上とは実績面で見劣りするが、キムの自信は揺るぎない。「今までキャリアを通じて私のような選手に会ったことがないだろうし、今(井上が)どんなことを考えているのか何となく予想はつきます。でも、それが全然違うということを言いたいです。多分、リングに入って私と一度パンチを混ぜて(交わして)みると、私が今何を言っているのか分かると思います」と下馬評どおりにはいかないと強調し、不気味な雰囲気を漂わせる。

キムは日本人選手に対して通算7戦全勝という強さを誇り〝日本人キラー〟の異名を持つ。「私は日本人選手を相手にする時、いつも一番簡単でした。フィリピンの選手、他の東南アジアの選手の時がむしろちょっと普通の感じで、日本選手との対決はいつも楽しんでいました。勝ちやすいから」と豪語する。

「日本選手のそういう特性とか、そういうものを私はよく知っているので、日本選手特有の基本技があります。それを私はよく崩せるので、実は簡単でした。日本選手に対する印象は少し簡単、全部崩しやすいスタイルです」と対日本人では絶対的な強さを持つとどこまでも強気だ。

そして、井上も例外ではないと断言。「日本の選手の特性を井上選手が持っているのは事実なので、私はそれを知っているので自信があります」「少し相性がいいです。日本の選手たちが持っている基本技に私のスタイルがちょっと楽です」と勝利を確信しているかのように繰り返した。

ボクシングの〝日韓戦〟は熱戦が期待できそうだ。

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