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【宮崎祐樹連載#45】必然の出会いが重なり合い、保険営業マンしながら社会人野球の監督兼任

東スポWEB / 2025年1月16日 11時9分

NPBを離れ現在は軟式野球の監督も務める

【宮崎祐樹連載 オリのゴリBsを知り過ぎた男(45)】引退後に保険の営業マンになる道を選び、金融関連の勉強をしたり、いろんな活動をしていると数々の出会いにも恵まれます。そういった偶然というか必然の重なりが連なって、僕は現在、社会人軟式野球チームの監督という立場で若者たちと関わらせていただいています。

監督というと、プロ野球の監督のようなイメージを持たれるかもしれませんが、僕は保険営業マンという仕事を持ちながら無理のない形で参加させてもらっています。チームも独特で、選手が障がい者の福祉事業所などに勤務する支援員さんたちなんです。

このチームは介護、福祉を手がける3社によって運営されています。その会社とは株式会社Nine、株式会社SHINDEN、特定非営利活動法人(NPO)ジャム&ハッピーの3社。おのおの、障がい者の就労継続支援やグループホームなど介護、福祉事業を手がける会社であり、幼少期から野球に打ち込んでいた3人の社長が、草野球チームでの出会いがきっかけで創設されました。チーム名は「Baseball Team NINE」通称ナインと申します。

で、なんで僕が監督を?ということになりますよね。この連載コラムに書きましたが、保険業界で活動すると覚悟を決めた以上は、NPBの世界には戻らないと家族に伝えたとも記しました。しかし、プロ野球のコーチに就任するのとはイメージが大きく違います。あくまで本業に支障ない範囲での活動としてやらせてもらっています。

かといって腰掛けとか、名前だけの監督というわけではありません。チームは2022年の春に大阪府軟式野球連盟に加入していて、メンバーも学生時代にはバリバリの選手だった介護、福祉事業関連の職員です。最高に権威のあるタイトル・天皇賜杯全日本軟式野球大会への出場を目指して真剣に活動しています。

もともと、プロ野球選手のコンディションをサポートする靴下のメーカーさんがあって、僕も現役時代にお世話になっていました。その社長のお知り合いが、チーム創設に携わった株式会社SHINDENの中本築代表であり、交流を重ねるうちにどんどん、夢のある話に巻き込んでいってもらったというイメージでしょうか。

介護、福祉業界と僕が属している保険業というものは関連性もあります。チームを運営している3社にしてもそれぞれ法人であり、多くのスタッフさんを抱えているので保険への理解も深い。実際に保険に関するご相談をいただき、契約を検討している商品を聞くと偶然にも僕が勤務する「アクサ生命」の商品だったので、ビックリしたなんてこともありました。

せっかくなら不思議なご縁でつながった元NPB選手がここにいるじゃないかということで僕に白羽の矢が立ち、監督に就任させていただきました。

株式会社Nineの久保田健治CEOは職員が働きながら野球を続けられる職場のシステム作りを真剣に構築されていて、それはすなわち僕らの母校の後輩たちの将来の就職の選択肢を広げることもできると思った側面もありました。

それぞれに魅力的な事業、人柄を持った経営者の方々と一緒に野球に携われるのは僕にとっても大変、勉強になっています。次回は僕らのチームが400人もの観客を動員する秘密についても触れたいと思います。

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