〝ブラピなりすまし詐欺〟に広報担当「ファンと有名人のつながりを利用するのはひどい」

〝なりすまし詐欺〟に利用されたブラッド・ピット

ブラッド・ピットはファンに金銭を要求するメッセージを送っていない！ ブラピになりすましたロマンス詐欺師がフランス人女性から８５万ドル（約１億３２００万円）をだまし取った事件について、ピットの広報担当者がコメントを出した。米メディア「エンターテインメント・ウイークリー」が先日、報じた。

ファンのフランス人女性が、ピットになりすました詐欺師によるＡＩ生成画像や偽メッセージの餌食となった事件が世界を驚かせた。その事件を受け、ピットの広報担当者は同メディアに対し「詐欺師がファンと有名人の強いつながりを利用するのはひどいことです。これは、特にソーシャルメディアに存在していない俳優からの、頼まれもしないオンラインの働きかけには応答しないという重要な警告です」とコメント。ピットはＳＮＳを利用していない。

先日、フランス人インテリアデザイナー・アンヌさん（５３）が被害を告白し、大きく報じられた。

フランスメディア「フランス２４」などによると、ピットの母親を名乗る人物からインスタグラムに突然、「息子にはあなたのような人が必要」とメッセージを受けた。数日後、ピット本人を名乗るアカウントから連絡があった。それは、なりすましのロマンス詐欺師からのものだった。

１年以上にわたるオンライン上のみの〝遠距離恋愛〟の末、詐欺師はアンヌさんに「腎臓の治療のため１００万ドルが必要だが、元妻アンジェリーナ・ジョリーとの離婚手続きで銀行口座が凍結されたため、自分では支払えない」と伝えた。アンヌさんをだますため、詐欺師は病院のベッドや手術室にいるピットのＡＩ生成画像などを送った。アンヌさんは８５万ドルを送金してしまった。

しかし、ピットの実生活での恋人イネス・デ・ラモンさんとの恋愛のニュースを見て、初めて自分の過ちに気づき、この詐欺について警察に被害届を出した。

アンヌさんが一連の出来事を１２日、仏テレビ局「ＴＦ１」で告白したところ、世間から嘲笑とバッシングを受け、精神的な問題を抱え、入院した。ＴＦ１は映像を削除した。