岩瀬仁紀氏が野球殿堂入り イチロー氏とともに選出され「何か運命的なものを感じる」
東スポWEB / 2025年1月16日 18時12分
NPB最多の通算1002試合登板、407セーブをマークした元中日投手の岩瀬仁紀氏(50)が16日に発表された2025年の野球殿堂入りのプレーヤー表彰で、オリックス、マリナーズなどで日米通算4367安打のイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)とともに選出された。
都内の野球殿堂博物館で通知式や会見に出席した岩瀬氏は「本当に光栄ですし、光栄な分、逆に身が引き締まる思いです。うれしいと同時に大変、恐縮しています。本当にいいのかなという気持ち」と、謙虚な人柄がにじみ出た。
イチロー氏と同じタイミングで表彰されたことに「イチローさんと一緒の年に殿堂入りが決まったというのは何か運命的なものを感じます。イチローさんは世界が認める選手。そういった意味では光栄ですし、良かった」と笑顔を見せた。
岩瀬氏はNTT東海から1998年ドラフト2位で中日に入団。ルーキーで中継ぎながら2桁勝利を挙げるなど、1年目から15年連続で50試合登板という鉄腕ぶりを発揮し、3度の最優秀中継ぎ投手を獲得。抑えにまわった2004年からは11年連続で20セーブ以上をマークし、最多セーブのタイトルを5度も獲得するなど球界きっての守護神として君臨した。
プロ生活を振り返り「20年やりましたけど、いい時も悪い時も結果を振り返ることなく、前だけ突き進んできたらあっという間に過ぎた」と、しみじみと語った。数ある勲章の中で一番誇れるものを問われると「これはあまり表には出ていないと思いますけど、日本シリーズで6回投げていて、そこで防御率ゼロというのは誇りに思っています」と胸を張った。
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