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元鶴竜の音羽山親方が指摘する照ノ富士の〝規格外相撲〟「普通は逆じゃないといけないけど…」

東スポWEB / 2025年1月17日 13時2分

音羽山親方

大相撲初場所6日目(17日、東京・両国国技館)、横綱照ノ富士(33=伊勢ヶ浜)が正式に現役を引退。年寄「照ノ富士」を襲名した。

同じモンゴル出身で先輩横綱の音羽山親方(元横綱鶴竜)は「お疲れさまでしょう。あの体で、よくここまでやったんじゃないですか。あれだけのケガがある中で休んで、出てきた時はしっかりと結果を出した。いろんなところをケガして、心が折れてもいいぐらい。それを乗り越えて戻ってきて、横綱にまで上がったわけですから。なかなかできない」とねぎらった。

照ノ富士は両ヒザのケガで大関から序二段まで転落。その後に横綱まで上り詰め、優勝10回を重ねた。音羽山親方は「最初に上がってきたころは相手に押されても下がらない。ただ、相手を受ける相撲がケガにつながってしまった」とケガの要因を指摘する。

その上で「そこから相撲も変わった。前に前に出る意識を持って。足(ヒザ)はどうしようもないんで、上半身の筋肉をつけて。あれだけの上背(192センチ)があるからこそ、足が悪くても上半身の力でカバーできた。184、5センチの人が足が悪くて上半身を鍛えてもそこまでいかない。普通は逆じゃないといけない。足が一番大事だけど、あの上背で懐の深さが武器になった。大関に最初に上がった時の体と今の体は全く違う」と規格外の強さを分析した。

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