小籔千豊 三菱UFJ〝貸金庫窃盗〟で元行員逮捕に「ギャンブル依存症という言葉はちゃう」

小籔千豊

お笑い芸人の小籔千豊が１７日、関西テレビ「旬感ＬＩＶＥ とれたてっ！」に出演。三菱ＵＦＪ銀行の元行員の女が貸金庫から顧客の金塊を盗んだ疑いで逮捕された事件にコメントした。

逮捕された今村由香理容疑者は、１５年以上にわたり競馬などのギャンブルにハマり、２０１３年には７００万円以上の負債を抱えて民事再生法の適用を申請。その後もＦＸ投資などで借金が１０億円以上に膨れ上がったため窃盗に手を染めたと説明しているという。

一方、同番組の取材に応じた今村容疑者の知人は「特に金遣い荒いとかもなかった」と証言。行きつけの店の店主は「大人数で飲んでいたら自分が話題を提供して、こう、わいわい笑い話にしたりとか、気を使える方だなとは思ってはいたんです」と振り返った。

小藪は「ええ人と、借金作ってギャンブルでどんどん行くというのはまったく別というか。ええ人やから無い金張って負け取り返しに行かへんかといったら別。ちょっと前の通訳の人も、『人柄はええけどこうやった…』ってそこはまた別やと思う」と私見を述べた。

続いて「だから『ギャンブル依存症』という言葉をわりと賢い人らが使うんですけど、僕はあれ本当ちゃうというか」と指摘。「ギャンブル依存症じゃなくて、自分の金じゃない、『無い金を張り続ける依存症』と、『負けたときにギャンブルで取り返そうとする依存症』。この２個をやめささな、ギャンブルと一緒くたにするから『あの人、ギャンブルやっててもちゃんとしてるやん』ってなるからおかしくなる」主張した。

その上で「だけど大体こうして落ちて行ってるやつって、負けたやつを取り返しに行こうとしてドロ沼になる。財布の中に入ってる以上に借金したりして取り返そうとするから、こんなになるんすよ。政治家の人とか『ギャンブル依存症の議員連盟なんです』とか言うけど、そうじゃないと。『無い金で取り返そうとするのをやめろ』をちびっ子たちに言わな、こんなんいつまでたっても出ると思いますよ」と警鐘を鳴らした。