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青柳晃洋 過酷マイナー生活への決意明かす「自分の中で新しい挑戦になる」

東スポWEB / 2025年1月18日 16時7分

青柳(中)は自主トレ中の〝愛弟子〟村上(左)と岡留(右)に囲まれ笑顔

ポスティングシステムを利用し、米フィリーズとマイナー契約を締結した阪神・青柳晃洋投手(31)が18日に自主トレ地の静岡・愛鷹球場で報道陣の取材に応対。新たな挑戦へ向け、意気込みを語った。

契約期限はこの日の日本時間午前7時。青柳本人も「正式に契約が決まったのはタイムリミットの1、2時間前だった」と明かす。年俸や詳細な契約内容なども「僕もまだ把握できていない」とのこと。ギリギリの状況で新天地への切符をつかんだ。

2021年、22年には2年連続で最多勝に耀いたが、直近2シーズンの成績が振るわなかったことも響き、メジャー契約を手にすることはできなかった。昨季の年俸2億1000万円(推定)からの大幅なサラリーダウンも濃厚。厳しい生存競争を強いられるマイナーでの生活はこれまでよりも過酷であることは間違いない。それでも虎のサイドスロー右腕は「自分ひとりで決めたこと。米国の野球に触れてみたかった。厳しい戦いになるが自分の中で新しい挑戦になる」と表情を引き締めた。

ポスティング移籍を表明してから「(米球界へ)行けるのかなという不安もすごくあった」と率直な心境を明かした青柳は「自分の夢を追う中で『マイナー契約でも』と球団の権利であるポスティングを認めてくれたチームには感謝しかない」と今や〝古巣〟となった阪神への感謝も口にした。「タイガースに育ててもらったプロ野球人生。ここで教わったことを全て持って、タイガースファンの応援を受けながら頑張れればうれしい」。

15年のドラフト会議で5位入団。決して高くはなかった周囲からの評価をガムシャラな努力で覆した叩き上げ男は、水平線の先にある夢をもう一度ひたむきに追う。

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