佐々木朗希のドジャース入りに消えぬ「茶番」批判 白黒つけない裏側にMLBとの〝利害関係〟
東スポWEB / 2025年1月19日 5時7分
ポスティング・システムでメジャー移籍を目指していた佐々木朗希投手(23)が、大谷翔平、山本由伸両投手が在籍するロサンゼルス・ドジャースとの契約を自身のSNSで発表した。契約金は650万ドル(約10億1000万円)でロッテへの譲渡金は162万5000ドル(約2億5000万円)となる見込みだ。
MLB20球団が参戦したとされる佐々木争奪戦は、最終的に当初から「大本命」とされていたドジャースへの移籍という形で決着した。この移籍を好意を持って伝える多くの報道とともに、複数の米メディアが「茶番劇」とジョエル・ウルフ代理人の交渉手法を批判している。
レッズ、ナショナルズでGMを務めたジム・ボウデン氏は「ウルフ代理人は『(佐々木は)日本のメディアとトラブルがあったから、中小市場規模のチームの方がいいかも』と言っていた。他には、ドジャースだと大谷翔平と山本由伸の陰に隠れるから、企業とのスポンサー契約の面で不利だという話もあった。しかし、その全ての言質に『密約はなかった』と説得力を持たせるには、ドジャースと契約しない事実が必要だった」と非難。「この契約に関して調査が行われる可能性がある。この契約についてコミッショナーに調査を依頼するチームが複数あるだろう」と今後の展開を予想した。
これについて日本球界に詳しいMLB関係者の一人は「確かに疑わしい展開ではあるが、コミッショナーも本気の調査はできないでしょう」と結論づけ、その理由についてこう語った。
「ウルフ代理人は交渉前から、自身の〝公平性〟が疑われていることに怒りをにじませていた。その威厳を守るために公平な交渉手順を踏んだのだと思う。しかし結局、決断するのは佐々木側、はっきりいえば佐々木のマネジメントを担当している〝広告代理店〟です。そこは山本のマネジメントも行っていて当初から『山本と佐々木はセット売り』という噂があった。その〝代理店〟はMLBの放映権を日本のテレビ局に売っている立場にもあり、MLBと佐々木のマネジメントサイドは利害関係にある。世界戦略を打ち出すMLBにとっては、佐々木がメジャーに移籍してくれるだけで大きなビジネスが展開できる。その関係性を考えれば、本気の追及はできないでしょう」
佐々木の移籍劇は当初から予想されていた通り、〝グレーな展開〟で決着したということだ。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
佐々木朗希がドジャース入り!MLBネットワーク「この2年で3度目、日本の天才をチームに加えた」
スポニチアネックス / 2025年1月18日 9時28分
-
佐々木朗希とドジャースの2度目の交渉に大谷翔平と山本由伸投入か「第2Rは状況が変わった」
東スポWEB / 2025年1月15日 12時18分
-
佐々木朗希とドジャースが2度目の面談へ “スター選手”同席と米報道 カギを握る大谷翔平&山本由伸
スポーツ報知 / 2025年1月15日 5時48分
-
佐々木朗希に開幕メジャー確約球団なし 20チームが興味も…代理人明かす“枠”争い
Full-Count / 2024年12月31日 15時19分
-
佐々木朗希と大谷翔平の直接交渉は〝NG〟だった 代理人が明かす「彼の条件の1つ」
東スポWEB / 2024年12月31日 12時49分
ランキング
-
1世界が驚愕…17歳の天才日本人「真似なんかできひん」 フランス翻弄した反転ロング弾
FOOTBALL ZONE / 2025年1月19日 7時35分
-
2朗希、頑張れ!ロッテの相棒が同期が同い年盟友がドジャース入り祝福&エール続々 佐藤都「今から楽しみ」
スポニチアネックス / 2025年1月18日 21時19分
-
3FAの藤浪晋太郎、マリナーズへ マイナー契約、キャンプ招待選手
共同通信 / 2025年1月19日 2時11分
-
4国際選手契約が日本時間16日スタート 昨年は初日に290件が成立 ボーナス枠増額トレードも焦点
スポニチアネックス / 2025年1月15日 9時39分
-
5朗希争奪戦で宿敵ド軍に敗退 パドレスGMは“苦虫”「ここにいたい選手が欲しい」
Full-Count / 2025年1月19日 6時59分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください