【AEW】オカダ・カズチカが石井智宏を破り王座防衛 ゴング持ち込みから卑劣な急所蹴り
東スポWEB / 2025年1月19日 12時37分
米国・AEWの「AEW COLLISION」(オハイオ州シンシナティ)が18日(日本時間19日)に放送され、AEWコンチネンタル王者のオカダ・カズチカ(37)が、新日本プロレスの石井智宏(49)をまさかの反則攻撃で撃破して王座を防衛した。
新日本時代にユニット「CHAOS」で共闘してきた盟友との再会マッチが、王座戦として実現。オカダは番組のオープニングで「石井さん!」と呼びかけると、「あんたは強いし、怖い相手。でも、俺はコンチネンタル王者だ。俺の友だちだったし、尊敬していた。だが今夜、犬のようにお前を倒してやる。クソヤロー!」と英語で罵倒。最後は恒例のBワードまで飛び出て、かつての盟友をこき下ろした。
AEWでは人が変わったように悪の道を走るオカダは、ゴングが鳴ると石井の攻撃をのらりくらりとかわす。石井にチョップ、強烈なタックルを打ち込まれ「どうした、オラッ!」と日本語で挑発されても、場外に逃れて涼しい顔だ。フラップジャックで叩きつけて逆転すると、コーナーの石井にバックエルボーをぶち込んだ。
これで石井は左のふくらはぎを痛めた様子。場外のリングドクターからチェックが入ったが、「来い! オカダ!」と気合を入れてジャーマン、雪崩式ブレーンバースターで逆襲した。オカダは変型ネックブリーカーからエルボードロップを浴びせて、中指式レインメーカーポーズ。ところが石井に指をつかまれて反撃されると、逆に中指を突き立てられてしまう。
さらに必殺のレインメーカーを切り返され、ラリアートでダウン。ヘッドバットの連打からスライディングラリアートで追い込まれるが、3カウントは許さない。ブレーンバスターをかわして背後からドロップキックをぶち込むと、ニヤリと不敵な笑み。場外に下りると、本部席にあったゴングを手にしてリングに戻った。当然レフェリーからゴングを奪われるが、これも計算済みだった。
レフェリーがゴングを返している隙に石井のラリアートをかわして、レインメーカーの体勢に入ったが、何と正面から石井の急所を蹴り上げた。レフェリーの死角で放った卑劣な急所蹴りから、最後はレインメーカーを決めて3カウントを奪った。
試合後のリング上では、薄ら笑いを浮かべて勝利をアピール。2025年最初の試合で、AEWの王者としてかつての盟友・石井に進化した姿を見せつけた格好だ。
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