【新日本】永田裕志と棚橋弘至が〝最後の共闘〟 佐倉大会は「愛してま~す!」と「ゼァ!」のコラボで大団円
東スポWEB / 2025年1月19日 19時52分
新日本プロレス19日の千葉・佐倉大会で、永田裕志(56)と棚橋弘至(48)が〝最後の共闘〟で勝利を収めた。
自身がプロデュースする興行で永田は、現NEVER無差別級6人タッグ王者の棚橋&矢野通&ボルチン・オレッグとカルテットを結成。「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮&高橋裕二郎&SHO&金丸義信と対戦した。
試合開始前にSHOにマイクで佐倉を罵倒された永田は、奇襲を受けると主導権を奪われる。それでも成田に対してエクスプロイダーを決めると、ナガタロックⅡから白目式腕固めが発動。裕二郎にカットされたものの、試合の流れを引き寄せる。
終盤には金丸のウイスキーミストを回避し、棚橋と延髄蹴りの同時発射。最後は孤立した金丸を、棚橋のスリングブレイドアシストからボルチンがカミカゼで沈め勝利を収めた。
大「ナガタ」コールを受けてマイクを握ったミスターは来年1月にも佐倉大会の開催を約束。「おそらく来年の同じような時期にやるかと思います。また永田裕志は、新日本プロレスはパワーアップして帰ってくることを約束したいと思います」と豪語すると来年1月4日東京ドーム大会で引退する棚橋を呼び込み「もしかしたら組むのは今日が最後かもしれない。棚橋選手が佐倉で試合をするのも今日で最後です。今日は組めてうれしかったよ」と言葉をかけた。
これに棚橋も「永田さん、こちらこそありがとうございました。今日、佐倉での試合が最後になります。ただ、まだ千葉大会ありますよね? 最後まで盛り上げていくので、これからもよろしくお願いします」と呼応。最後は2人の決めゼリフである「愛してま~す!」と「ゼァ!」のコラボが実現し、大団円を迎えた。
バックステージでは棚橋が「オフなんかなければいいのにと思って。1年がどんどん過ぎていって、毎試合毎試合こういう感覚になるんだな。大事に戦えたかな、自分にうそついてないかな、全力だせたかなってて…。でもそんなこと毎回思ってたらメンタルがキャパオーバーになっちゃうので。毎日全力でいきます」と決意を表明。一方の永田は「グランドスラムの1個のベルト(GHCタッグ)を、俺らで取ったもんな」と棚橋に感謝しつつ「こういう厳しい時だからこそ、厳しい時代っていうのは俺もひと昔前に経験してるから…選手でありながらプロモーターとしても新日本プロレスの素晴らしさというものを、口でも体でもどんどん伝えていきたい」と誓いを新たにしていた。
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