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【新日本】永田裕志〝現役続行〟への迷いを断ち切った家族の絆「天下取らなきゃ辞められねえ」

東スポWEB / 2025年1月20日 5時2分

ファンと「ゼァ!」ポーズをする永田裕志

新日本プロレスのミスターこと永田裕志(56)が〝現役続行〟の裏にあった家族の絆を明かした。19日に千葉・佐倉でプロデュース興行を開催。昨年の契約更改で受けた最後通告から急転直下の契約延長となった永田だったが、一時は現役引退も選択肢に挙がっていた。その迷いを断ち切ってくれたのは、息子・裕生くんの言葉だった――。

永田は棚橋弘至&矢野通&ボルチン・オレッグと組んで「ハウス・オブ・トーチャー」の成田蓮&高橋裕二郎&SHO&金丸義信と対戦した。孤立した金丸に棚橋と延髄斬りを同時発射しボルチンの勝利をアシスト。最後は棚橋の「愛してま~す!」と永田の「ゼァ!」のコラボが実現し大会は大団円で幕を閉じた。

さまざまな思いを胸に抱えてのプロデュース興行だった。大会名は「青義出立」。本来は1月限りで選手契約が満了するはずで、今大会が新日本所属最後の試合となる可能性が高かった。本紙に永田は「延命はしたけど、今年限りで終わっちゃう可能性もあるしね。だからと言って納得するまで引退するつもりはないけど、一つひとつがもしかしたら最後になるかもしれないっていう気持ちでやっていくよ」と今後の抱負を明かす。

契約満了を打診された時点では引退の選択肢もあった。ちえこ夫人にはすぐに相談できたが、裕生くんに打ち明けるまでには時間がかかった。正面から現実と息子に向き合えたのは昨年2月だった。「お父さん実は25年の1月で新日本との契約切れちゃうんだよ。もしかしたら引退しなきゃいけないかもしれない。現役を続けても、おそらくIWGPのチャンスはもうないかもしれない。それでもいいか?」

裕生くんの答えは「お父さんは前人未到のグランドスラムをやったんだから、いいよ」だった。IWGP世界ヘビー級王座(現王者はザック・セイバーJr.)を取るまでは辞めないと宣言してきた父を気遣うようにも聞こえたその言葉に、永田は奮起した。「やるしかねえじゃん。情けかけてそう言ってくれた息子にIWGPを取る姿を見せて、天下取らなきゃ辞められねえよって思いが逆に強くなったんだよな」と当時を振り返った。

父の決断を受けて裕生くんもエールを送る。「IWGPをテーマにするからには、お父さんらしく最後まで頑張ってほしいと思います。たとえそれがかなわなかったとしたら、次は自分が(プロレスラーに)なれば大丈夫かなって」と父の夢を引き継ぐ覚悟も見せた。

険しい道なのは百も承知だ。「とにかく常に発信して健在ぶりを披露していくしかないよ。それでうまくいかないこともあるよ? でも今の俺にできることはそれしかない。生きてりゃ可能性はゼロじゃねえってのは思ってるからさ」。〝取り損ねた天下〟をつかみ取るその日まで、ミスターは戦い続ける。

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