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中居問題でフジテレビ大混迷「社員にかん口令」「アナウンス室〝封鎖〟」「ロケの候補先からNG」

東スポWEB / 2025年1月21日 5時7分

社内外で混迷を極めているフジテレビ

タレントの中居正広(52)の女性トラブルが波及したフジテレビが揺れに揺れている。フジはピリピリしており、東京・台場の社屋内のアナウンス室は〝封鎖〟状態。また、フジの番組へのCMを見直したか見直す予定のスポンサー企業が50社超に上っただけでなく、ロケの候補先からNGを突き付けられるなど、〝フジ離れ〟が加速している。

中居の女性トラブルをめぐり、16日発売の週刊文春でフジの女性アナウンサーが接待をさせられたことがあったと匿名で主張し、過去にも同種の接待が常態化していた疑惑を報じられた。

フジは翌17日、都内の同社で記者会見を開いたが、港浩一社長は女性アナの接待常態化疑惑について「なかったと信じたい」と否定しきれなかった。SNS上でフジはさらに批判され、同社の女性アナは誹謗中傷を受けている。

20日放送の「めざまし8」ではキャスターの小室瑛莉子アナ(25)が「これを機に洗いざらい調査してほしい」「SNSなどで臆測が広がっていて、毎日悔しい気持ちでいっぱい」などと涙ながらに語った。

社内はピリピリしており、東京・台場の社屋内のアナウンス室は〝封鎖〟状態だという。

フジ社員の話。

「社内では、アナウンス室に〝むやみに近づかないように〟というピリピリした雰囲気が漂っています。アナたちの様子などが週刊誌など外部に漏れることを危惧しているからです。社を出入りする社外関係者にも警戒し、アナウンス室に近づかせないように担当者が目を光らせています」

フジのアナたちをめぐっては、過重労働につながらないよう配慮されたり、アナを含めた社内コミュニケーションの活性化を目指してフリーアドレスが導入されたりと改善が図られていた。その矢先に会社の存亡に関わりかねない問題に見舞われている。

「一連の問題について社内で〝かん口令〟が敷かれ、コミュニケーションどころではなくなりました。港社長ら幹部がしっかり社員に説明をしてほしい」(前出社員)

社内だけでなく社外へも余波は拡大している。

「サザエさん」「めざましテレビ」などフジの番組で日産自動車がCMを見合わせた。同局へのCMを見直したか、見直す予定のスポンサー企業は50社超。中居の女性トラブルにフジ幹部が関与したとの報道などを受けた措置だ。

ロケの候補先からNGを突き付けられている。

「ドラマ撮影でロケの候補先に交渉する際、断られるケースが出ています。人気ドラマは放送中、放送後にロケ地にファンが訪れる〝聖地巡礼〟があるなど経済効果も生まれるけど、今は候補先から門前払いに近い状態。ロケ地として許可した自治体やスポット、店舗などが電凸される可能性もあり、ロケの候補先はナーバスになるようです」(制作会社スタッフ)

18日放送のTBS系「情報7days ニュースキャスター」では、司会で脚本家の三谷幸喜氏が「僕の知り合いの方でもドラマを作っていて、ロケ地(としての交渉で撮影)を断られたりとか、すごく難しい状況になっていると聞きます」と明かしていた。

フジが社内外で混迷を極めている。

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