佐々木朗希とドジャースの〝密約説〟は払拭不能か…老舗大手紙まで疑念「矛盾した行動」
東スポWEB / 2025年1月21日 21時12分
〝令和の怪物〟佐々木朗希投手(23)が念願だったMLB挑戦を実現させ、ドジャースで新たな野球人生を歩む。
全30球団のうち20球団が獲得に興味を示し、ドジャースとパドレス、ブルージェイズとの最終面談を経て最後は「大本命」に落ち着いた。代理人のジョエル・ウルフ氏は選定の〝条件〟として、球団の育成システムをはじめメディアとの関係性を挙げ、大都市にこだわらないことも示唆していた。ただ、最終的には大谷やベッツ、フリーマンといったスーパースターが勢ぞろいし、ワールドシリーズ優勝だけでなく、日々の試合でも負ければ容赦ないバッシングにさらされる人気球団を選択した。
ドジャースと佐々木にはかねて「密約説」がささやかれ、ウルフ氏も「侮辱している」と激怒したほど。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」はMLB側が今回に契約について調査し「証拠は見つからなかった」とも報じた。それでも疑念が完全に払拭されることはないようだ。
19世紀から英字新聞を発行する「タイムズ・オブ・インディア」(電子版)は、日本時間21日に「ロサンゼルス・ドジャースは多くの疑問を残したまま、才能ある日本人投手を加えることに成功した」と伝え「契約を巡る疑惑を黙らせることはできない」「控えめなMLBチームを期待したにもかかわらず、佐々木はドジャースを選んだ。この矛盾した行動がさらなる注目を集めた」と言及した。
さらには、米スポーツ専門局「ESPN」に所属するアルデン・ゴンザレス記者の発言も引用。同記者は佐々木陣営が各球団に求めた〝宿題〟の内容などを報じるなど、今回の移籍劇を徹底マークしてきた一人だ。その同記者が、この日公開された米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」の中で「リーグがシロと判断しても(事前の)握手がなかったとは信じられない。しかし、それを証明することはできない」などと語った。
もはや〝無実の証明〟は困難な状況となっており、どれだけ否定しても疑念がいつまでも付きまとうかもしれない。
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