ヘンリー王子 2月渡英で「限定的な警護」が決まるも…〝外泊〟希望 王室専門家は矛盾を指摘
東スポWEB / 2025年1月21日 22時27分
裁判出席のため、2月に英国に帰国する予定のヘンリー王子の一連の要望に対して、王室専門家が「賢明ではない」と主張した。英紙エクスプレスが先日、報じた。
ザ・サン紙の発行で知られるニューズ・グループ・ニュースペーパーズ(NGN)をプライバシー侵害で訴えているヘンリー王子。高等法院で行われる裁判に出席するために2月に渡英して証言台に立つ見込みだ。
ヘンリー王子といえば、王室を離脱した時点で自分たちが英国警察の警護対象から外されたことに不満を持ち、決定見直しを求めてこれまた別の裁判で争っている最中でもある。
情報筋によると、ロンドン警視庁長官のマーク・ローリー卿は今回、ヘンリー王子に対し、王室・専門警護司令部の武装警官を提供することに同意。つまり、王子が2月に帰国した際には「限定的な警察の保護」を受けられるだろうと同紙は報じている。
ところが英国に住居がない王子がどこに滞在するかは不明。王室からバッキンガム宮殿に宿泊するよう提案されたが断ったとみられる。
元BBC王室担当記者のジェニー・ボンド氏は「彼は警察の完全な警護を受けられないことに少し腹を立てるだろうが、彼にとってはこれ(限定的な警護が与えられること)は正しい方向への一歩だ」と理解を示しつつも、全体としては「賢明ではない」とバッサリ。
その理由としては「警備が保証されているバッキンガム宮殿での宿泊を拒否するのはPR上のミスだと思う」「安全な宿泊施設を断って、ホテル周辺で警察の警備を期待するのは無理があるように思う」と安全を求めながら〝外泊〟を決めたヘンリー王子の矛盾を指摘した。限定的であれどこであれ警護に税金が投入されることは自明で、英国内では議論が白熱しているという。
ヘンリー王子が英国に帰る間、妻のメーガン妃はアーチー王子とリリベット王女の子供たちとともに自宅に残る。メーガン妃は、故エリザベス女王が崩御した2022年月以来「家族の警備上の問題」を理由に英国に戻っていない。ボンド氏は「メーガンはいずれにしても英国に戻ってくることに特に意欲がないのではないかと思います」と語っている。
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