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トランプ大統領とイーロン・マスク氏の野望が一致した「火星移住計画」 2028年までに進出

東スポWEB / 2025年1月22日 6時7分

イーロン・マスク氏とトランプ大統領(ロイター)

ドナルド・トランプ大統領(78)が21日、第47代大統領に就任し、連邦議会議事堂で就任演説を行い、「火星に星条旗を立てる」と宣言した。さまざまな政策を並べた演説で最も盛り上がったのは「火星に星条旗を立てる」と話した場面だった。米国人の根幹にある「フロンティア・スピリッツ(開拓者精神)」を刺激したというが、その先にある野望とは――。

米国人にとって大切なフロンティア・スピリッツとは、19世紀にヨーロッパ人が米国に移住し、西部開拓をした当時に始まる。西部開拓を正当化する標語として、領土の拡大を神から与えられた定めだとする「マニフェスト・デスティニー(明白な運命)」をうたい、開拓者が西へ向かい、テキサス州、ニューメキシコ州、カリフォルニア州などの州となった領土を併合した。

その精神が宇宙に届く時代になった。米国事情通は「米国は20世紀、21世紀にアポロ計画、スペースシャトル計画、アルテミス計画など、世界に先駆け、宇宙を開拓してきた。火星を開拓するのは、究極のフロンティア・スピリッツで、就任演説でLGBTや移民に言及した時は無言でいた反トランプの人たちも、『火星』の言葉にはスタンディングオベーションしていました」と語る。

演説でトランプ氏は、米国の宇宙飛行士を火星に送る初の最高司令官になると誓った。「米国は再び自らを成長国家とみなすだろう。それはわれわれの富を増やし、われわれの領土を拡大し、われわれの都市を築き、われわれの期待を高め、われわれの旗を新しく美しい地平へと運ぶ国家だ。そしてわれわれは、星々への明白な運命を追求し、火星に星条旗を立てるためにアメリカ人宇宙飛行士を打ち上げるつもりだ」

そして「星々を目指す明白な運命を追求する」とも述べた。これは明らかに、トランプ氏の側近で、火星への有人飛行を念頭に巨大宇宙船スターシップの開発を進める実業家イーロン・マスク氏を意識しての発言で、マスク氏も親指を立て、満面の笑みだった。

マスク氏は自身の会社スペースXが2028年までに火星に人類を送り込むことができると予測している。マスク氏が考えているのは、人を送るだけでなく、人類の移住までも夢見ている。

マスク氏は常々「戦争か、伝染病か、小惑星の衝突か、太陽の膨張か、何かは分からないが、地球は滅亡する可能性がある。だが、人類が他の惑星、銀河に住むようになれば、人類という種は生き続ける。100年以内に火星に」と話している。マスク氏は幼少期からこう考え、テスラなどで成功者となり、夢の宇宙開発に力を注いでいる。

前出事情通は「マスク氏は、テスラ車の自動運転や脳インプラントなどで、多くの規制とぶつかってきました。宇宙開発するとなるともっと規制が厳しくなるので、トランプ氏に近づきました。第1次トランプ政権が国際月探査『アルテミス計画』を始めたからです。トランプ氏も宇宙進出を夢見ているので、2人の夢が合致しているのです」と指摘している。

開拓者精神と宇宙進出が融合しているのだ。

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