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中国俳優の不明事件で注目! ミャンマーの〝特殊詐欺タウン〟稼げない人材は臓器摘出

東スポWEB / 2025年1月22日 11時27分

特殊詐欺グループの拠点「恒生公園」(微博から)

中国若手俳優・王星(31)がニセ映画のオーディションをエサにタイにおびき寄せられ、そこからミャンマーで中国系特殊詐欺グループに監禁された人身売買事件が騒動となったことをきっかけに、全容の解明が進められている。ミャンマーでは、10ほどの中国系特殊詐欺グループがそれぞれ〝特殊詐欺タウン〟を築いているが、詐欺師として稼げない人材は、臓器摘出されるという。香港メディア・鳳凰衛視が先日、報じた。

被害者がオーディションや通訳などニセの求人でタイに行った後、川1本を隔てたミャンマーの特殊詐欺タウンに監禁され、オンライン詐欺の〝打ち子(詐欺メールを作成・送信する実行役)〟や特殊詐欺の〝掛け子(詐欺電話を掛ける実行役)〟に仕立て上げられる事件が中国、タイなどで大問題になっている。

ミャンマーには、10の特殊詐欺タウンがあり、それぞれ互いに実行役を売買しているという。実行役は「子豚」と呼ばれ、詐欺師として有能なほど高値で転売される。だいたい3か月ごとに転売され、新人は数十万円、稼げる者は800万円以上の値が付く。3回以上転売されても稼げないままの者は、ミャンマーの少数民族が支配する場所か、タイの公海に連れられ、身体検査を受け、合格すれば臓器が切り取られるという。

あるミャンマー人のオンライン詐欺師は、鳳凰衛視のインタビューに対し、「タイの闇市場では、一対の腎臓が50万元(約1070万円)で売られており、犯罪者はそれを入手した後、腎臓を必要とする人がたくさんいる東南アジア各国の闇市場で転売する。その闇市場では一対の腎臓を買うのに約80万元(約1713万円)、つまり30万元(約643万円)の利益がある」と明かした。

ミャンマーの特殊詐欺タウンで詐欺行為を強要されている95%以上は中国、台湾、香港、そして日本、韓国などからだまされて連れて来られた人々だとみられる。

タイ警察が発表した数字によれば、毎年約7万人の中国人がタイからミャンマーへ人身売買されているという。

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