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【Mリーグのリアル何切る?】浅見真紀が見ていたトップへのルート 本人が思考を解説

東スポWEB / 2025年1月22日 14時2分

11月22日第1試合 南4局0本場 西家・浅見真紀の2巡目(3万2700点・2着目、ドラ=9筒)

写真の場面であなたならどうする? 何を切る? 下にある【答え】を読む前にまずは考えてみよう。

2着目で迎えたオーラス。トップを狙いたい場面で持ってきたのは3索…。

【答え=5萬】オーラス、7100点差の2着目。満貫出アガリ、ツモなら1300・2600で逆転という条件だ。今シーズン絶好調の浅見真紀(ド)ならば、かつて「特攻シンデレラ」と呼ばれた攻め麻雀を引っ張り出してでも、逆転トップを狙うだろう。2巡目に引いた3索により、イメージに加わったチャンタのルート。ここで浅見は目一杯の打点を見て、堂々と5萬を切り飛ばした。

「2巡目なのでなんとか逆転を狙えるテンパイを」と考えた浅見には、いくつかの役のイメージがあった。自風の西を1枚残しているのは、もう1枚重ねてから鳴きも駆使しつつの、西・中・混一色という満貫ルート。よって、面子ができている索子に手をかけることは考えなかった。また2筒は浮いているものの、3索引きにより遠くに1・2・3の三色同順が見えた。「リーチ・ツモ・三色同順、またはリーチ・ツモ・チャンタの満貫ルートも狙える形なので、1萬・3萬や、2筒もまだ切りたくなかった」と手牌にとどめた。

こうなると選択肢は5萬と7萬の2択。「中が暗刻になった時に、門前でリーチ・ツモ・中・裏ドラの満貫、カンチャン待ちでのリーチ・ツモ・中の1300・2600を残すために、7万雀頭も残しておきたかったです」という思考で、5萬切りにたどり着いた。「逆に4萬や6萬を引いてしまうと、逆転条件を満たすテンパイから遠のいてしまうため、消去法で5萬切りになりました」

浅見の手は索子の混一色へと進み9索ポン、3索ポンを経て1索・中のシャンポン待ちに。安目の1索ツモなら逆転はかなわなかったが、きっちりラス牌の中をツモり、1300・2600で逆転勝利を収めるあたりは、浅見の構想力と好調ぶりが重なった結果だった。

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