中居正広４番組〝消滅〟でＡＤたちの悲鳴「仕事なくなる」「編成待ちで宙ぶらりん」

完全消滅した中居正広

中居正広のレギュラー番組が〝完全消滅〟したことを受けて、制作現場にも動揺が広がっている。

テレビ朝日は２２日、同局系「中居正広の土曜日な会」の打ち切りを発表した。同局の公式サイトによると、視聴者や広告主からの意見を踏まえた判断だったとし、編成幹部が中居の了承を得たという。同時間帯の放送内容は現在検討中とした。同日、フジテレビも１月１２日から放送休止していた「だれかｔｏなかい」について、番組公式サイトを通じて放送を終了すると発表した。

中居をめぐっては昨年１２月に報じられた女性トラブルの影響で、日本テレビは１５日に「ザ！世界仰天ニュース」からの降板、２０日にＴＢＳが「ＴＨＥ ＭＣ３」からの降板と「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」の打ち切りを発表。２１日にはニッポン放送「中居正広 ＯＮ＆ＯＮ ＡＩＲ」の打ち切りが伝えられた。この日に「土曜日な会」「だれかｔｏなかい」の放送終了がアナウンスされたことで、レギュラー６番組がすべて終了することになる。

これに制作会社から派遣されているスタッフは不安を抱えているという。キー局プロデューサーの話。

「突然番組が終了してしまったことで、出向してくれているＡＤたちの次の仕事がどうなるか見通せなくなっているんです。本来であれば、ＡＤらで構成される『制作班』は番組終了のタイミングで後継番組にスライドしていくことが多いんですが、今回は突然打ち切られてしまい、複数のスタッフのスケジュールが空白になってしまっている」

同プロデューサーによると現場の混乱はしばらく続きそうだという。

打ち切り番組に関わっていた、あるＡＤも「制作陣は編成の判断を待つしかなくて、現場は文字通り〝宙ぶらりん〟。派遣社員としては仕事がなくなる可能性もあります」と不安を口にした。