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【初場所】大の里 苦戦続きの原因は… 秀ノ山親方が不振分析「今場所は存在感が薄い」

東スポWEB / 2025年1月23日 6時2分

金峰山に完敗した大の里

不振の原因は…。大相撲初場所11日目(22日、東京・両国国技館)、大関大の里(24=二所ノ関)が平幕の金峰山(27=木瀬)に圧倒されて4敗目。優勝争いから脱落した。元大関琴奨菊の秀ノ山親方(40=本紙評論家)は「今場所は存在感が薄い」と指摘。苦戦が続く要因を分析した。

大の里は金峰山に突き起こされて大きくのけぞると、引いたところで再びノド輪を被弾。何もできずに突き倒された。取組後は「思った以上に相手の立ち合いが良かった。(引く)悪い癖が出た」と肩を落とした。今場所の大の里は苦戦が目立つ。前日は立ち合いで変化を見せた(不成立)。2日前も引く相撲で白星を拾う辛勝。そして、この日は平幕に圧倒された。

秀ノ山親方は「大の里が右を差せば強いことは、みんな分かっているから。対戦相手も対策をしてくる。この日も突き放して自分のペースに持ち込んだ金峰山が一枚上手だった。今場所の大の里は存在感が薄い。立ち合いが中途半端で踏み込みが甘く、上体だけで差しにいっている。勝った相撲も本来の強さを出し切れていない」と指摘した。

その上で、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)の現役時代と比較。「稀勢の里と言えば、左おっつけからの左四つ。相手に研究されても、自分の形を徹底していた。相手との間合い、当たる角度やポイント、踏み込みの位置…。大の里は、まだバラバラで大味な相撲になっている。いま一度、自分の強みを見つめ直して突き詰めてほしい」と注文をつけた。

昨年は史上最速優勝を含め、2度賜杯を抱いた。スケールの大きさと潜在能力の高さは角界内の誰もが認めるところ。秀ノ山親方は「今場所前に(横綱審議委員会の稽古総見で)照ノ富士が大の里を稽古相手に指名しましたよね。横綱は〝次はお前が上がってこいよ〟と託す意味もあったと思う。今場所で見えた課題と向き合って、成長につなげてほしい」と奮起を求めた。

優勝争いから脱落したとはいえ、千秋楽まで土俵を盛り上げるのが大関の務め。残り4日間で、大の里は存在感を示すことができるか。

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