野村萬斎が祝祭大狂言会の見どころアピール「視覚聴覚に刺激するテクニカルな演出も予定」

野村萬斎（左）と野村裕基

狂言師の野村萬斎、野村裕基親子が２３日、「祝祭大狂言会」（４月２６日、大阪・中ノ島のフェスティバルホール）の発表会見に出席した。

「祝祭大狂言会」は２０１３年から２年に１回フェスティバルホールで開催され今回で７回目。野村萬斎による狂言解説からはじまり、野村万作の見物左衛門、法螺侍、ＭＡＮＳＡＩボレロの演目を予定している。照明や音響を駆使した演出で普段の狂言とは違った視点で楽しめる。

萬斎は「新しい技術を用いて視覚聴覚に刺激するテクニカルな演出も予定していてそこにも注目してほしい」と見どころを説明。裕基は「無駄な一日とは笑いのなかった日のことである」とチャップリンの言葉を用いて、「息苦しい世の中の悩める若者たちに笑いや幸せを届ける狂言という古典芸能があるんだということ知ってぜひ見てほしい」と同世代の若者たちにメッセージを送った。