【今が〝旬〟~このレーサーに乗れ~】竹井貴史 勝率7点超、24年3V「勝率も、優勝回数も…。それが上の舞台に」
東スポWEB / 2025年1月24日 11時6分
◇竹井貴史(33)福岡支部111期
2025年前期適用勝率は初の7点超となる7・05をマークした。昨年終盤も10月の住之江Vから宮島→浜名湖→若松と4節連続優出。今年初戦の徳山も優勝戦に駒を進めており快進撃が続く。「7点オーバーというのは1つの目標だった。でも、それまでがイケてなさ過ぎた。F2をやって事故パンになったり、自分で首を絞めてたけど、やっと1期通して事故なくできた。調子も良かった」と振り返る。
昨年はキャリアハイとなる14優出。優勝回数も7月の福岡で年5月福岡以来4年2か月ぶりとなるVを飾ると9月福岡、10月住之江の3Vと自己最多の4V(2018年)に迫る勢いだった。
2021年の夏に股関節の手術をして7月中旬から翌年1月までの半年間、休養。復帰後も優出こそするが、なかなか優勝までは届かない――。そんな、もどかしい期間も乗り越えた。「優出数が増えて勝率にもつながった。それまでは優出はしてるけど、優勝はできなかった。その間は、ずっと我慢の連続。手術で半年休んで、B2に落ちて0からのスタートになった。今は出走回数を考えたり、ムダなことを考えなくていい。ケガから復帰してA1になって感覚も取り戻せた。今は復帰前より身体的にもいい状態」。心身ともに充実一途。より高いパフォーマンスができるようになった。
さらに「どこに行ってもある程度、レースしやすいように仕上がっている。行き足、直線を求めたら、結果レース足も良くなっている。それ以上に出る、出ないはエンジン次第」とエンジン出しも好調だ。
強豪揃いの福岡支部に所属。瓜生正義を筆頭に西山貴浩、篠崎(元志、仁志)兄弟、岡崎恭裕、前田将太、羽野直也、仲谷颯仁、新開航…と銘柄級がベテラン、若手問わずひしめく。その中で記念にあっせんされることは容易ではない。「福岡支部は勝率7点ないと記念に呼ばれない。自分ではどうしようもできないけど、呼ばれたら頑張りたい」。7点勝率を超えたことでGⅠのあっせんも増える見込みだ。現在のの実力がどこまで通用するのか。ハイレベルな舞台での戦いにも腕を撫す。
「勝率も上げたいし優勝回数も増やしたい。それが上の舞台にもつながると思う。まだまだだけど、結果的にSGに行けたら」。選出基準が勝率のダービー、V回数のクラシックは結果が出場権に直結する。そのSG舞台も意識しながら日々のレースに臨む。
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