【阪神】才木浩人の「球筋」に高卒３年目左腕が感銘 〝左右Ｗエース〟誕生へ期待

新作グッズ内覧会に出席した才木浩人

阪神・才木浩人投手（２６）が２４日に兵庫・西宮市内の球団施設で行われた「２０２５新作グッズ内覧会」に出席した。球団創設９０周年グッズやデザインユニホームが紹介される中、右腕は今季の目玉グッズとなる「伊万里鍋島焼 野球バット（２００万円）」に興味津々。「えぇっ、２００万円！？ すごっ！ 高っ！」と驚きながら、超高級バットを手に取ると「素振り用のバット欲しかったんで（購入を）前向きに考えます」とウソかホントかわからない発言で報道陣の笑いを誘っていた。

その一方で、前日２３日には兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場での自主トレを公開。遠投を含めたキャッチボールでは高卒３年目左腕・門別啓人投手（２０）を誘い、ともに汗を流した。

昨季１３勝右腕の球を受けた門別は「参考になる部分しかないですし、逆に悪くなるとかは全くないので。ほんとにすごいというか、自分の目指してる球筋が理想の感じだったので、やってよかったです」と目を輝かせながら振り返っていた。

今季一軍初勝利を目指す高卒３年目左腕は、才木からさまざまな学びを得るとともに〝仕上がり具合〟に大きな差を感じたという。「才木さんは手足がすごく長いので、自分だったらどうやってやるのかとか、いろいろ考えながら投げることができました」としながらも「自分も理想に近づいてきている感じでしたが、才木さんは一伸び、二伸びあって全然違ったので。そこが自分に足りないところかなと」と打ち明けた。

２月１日に始動する春季キャンプは２人とも一軍・宜野座組スタート。門別は「いい経験になりましたし、キャンプでもキャッチボールしたいなと思いました」と早速ラブコールを送っていた。

高卒３年目左腕が昨季１３勝右腕の「全て」を吸収すれば、虎の左右ダブルエースが誕生する日も近い。