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巨大スカウトグループが次々摘発 背景に「トクリュウ」と「悪質ホスト」

東スポWEB / 2025年1月25日 6時2分

警察も本気だ(写真はイメージ)

全国各地で巨大スカウトグループの摘発が相次いでいる。その背景とは――。

警視庁は24日、売春場所を提供したとして、東京・品川区のソープランド「湯喜(ゆき)」の経営者・植村静浩容疑者(56)ら男2人を売春防止法違反(場所提供)容疑で逮捕したと発表した。全国の風俗店に女性をあっせんする巨大スカウトグループ「アクセス」から女性10人を紹介され、月に平均約30万円をスカウトバックとしてアクセスに支払っていた。

アクセスは、ホストで売掛金を抱えた女性などを全国の風俗店に斡旋したとみられ昨年11月に摘発された。同グループはSNSで集めたメンバーで犯罪を繰り返す「匿名・流動型」、いわゆるトクリュウとみられている。約300人の構成員が所属し、5年間で約70億円を売り上げていたとみられている。

22日には香川県警が職業安定法違反の疑いでスカウトグループ「ナイツ」のリーダーの大島進太郎容疑者らを逮捕。グループの構成員は150人以上で6000人以上の女性をスカウトし、約13億円を売り上げていた。

巨大スカウトグループ摘発の背景には悪質ホスト問題がある。女性たちに高額な売掛金を背負わせ、風俗店で働かせる悪質ホストが社会問題化し国会でも取り上げられた。歌舞伎町のホストクラブの代表らは売掛金を廃止すると表明したものの、入店時に大金を持って来させるなどホストをめぐるトラブルは後を絶たない。

「ホストとスカウトが女性の情報を共有している。ホストが女性たちからの搾取を止めさせるのはスカウトグループの芽をつむことが大切。スカウトグループのケツ持ちは暴力団。地元の暴力団とつながっているから風俗に紹介できる。スカウトグループを摘発することで実態解明につながることが期待されています」(歌舞伎町関係者)

先日、東京地裁は、ホストらが女性を風俗店に斡旋しスカウトバックを受けた事件で「犯罪収益を収受した」として有罪判決を下した。スカウトバックが犯罪収益にあたると認められたことは悪質ホスト根絶の大きな一歩となりそうだ。

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