ビートルズが４８年ぶりに「ブリット・アワード２０２５」最優秀楽曲賞候補にノミネート

元ビートルズのリンゴ・スター(左)とポール・マッカートニー（ロイター）

英国レコード産業協会が主催する恒例の音楽賞「ブリット・アワード２０２５」のノミネーションが今週発表され、ビートルズが最優秀楽曲賞候補に挙げられた。同グループのノミネートは４８年ぶり。

候補となった曲は１９７０年代後半にジョン・レノンが家庭用カセット・テープ・レコーダーでデモ録音していたもので、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターが完成させ、昨年リリースされた「ナウ・アンド・ゼン」。

生前のレノンやジョージ・ハリソンの映像を使い、ＡＩ技術を駆使し、時を超えて勢ぞろいする４人が登場するミュージックビデオも大きな話題を集めた。

同曲は、来月２日に授賞式が行われる米グラミー賞でも最優秀レコード賞と最優秀ロック・パフォーマンス賞にノミネートされている。

ビートルズにとって今回のブリット・アワード・ノミネーションは、アルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」で最優秀英国グループ賞や最優秀英国アルバム賞を受賞した１９７７年以来、約半世紀ぶりとなった。