【川崎競輪・ガールズ】杉沢毛伊子 10か月ぶり初日１着「お世話になった方々に恩返ししたい」

約１０か月ぶりの初日１着で好スタートを切った杉沢毛伊子

川崎競輪ナイターＦⅠ「デイリースポーツ杯 ＣＴＣ杯」は２５日に開幕し、６Ｒのガールズ予選１でベテランの杉沢毛伊子（３９＝静岡）が白星発進。「初日の１着は久しぶり」と、昨年３月末の立川以来となる幸先のいいスタートに声を弾ませた。

最終１角から仕掛けた神戸暖稀羽を追走。４角で抜け出すと、後位の西島叶子、藤田まりあの猛追を振り切った。昨年１２月半ばにはインフルエンザ、年始にはぜんそくの症状が出て「体重が２キロ落ちた」と最悪の年末年始となってしまったが、体調も戻り「強めに追い込んできた」という成果が出た。

復調のキッカケは他にもあった。「前回の玉野が師匠（望月永悟）と一緒で、いい話を聞かせていただきました」。とかく「力任せにいってしまうところがある」という杉沢にとって「トップで続けるためには、あらゆることを考えてレースに臨まないと」との指摘が心に刺さった。

２０１３年のデビューから１２年目。１１月には４０歳の誕生日を迎える。「師匠はもちろん、長年応援してくださっている方々や、練習仲間に恩返しをしていきたい」との思いを胸に、まだまだ進化を続ける。