MLBポスティング終結で早くも新章へ ヤクルト・村上宗隆&巨人・岡本和真を〝最優先〟で狙う球団
東スポWEB / 2025年1月26日 5時7分
ロッテ・佐々木朗希投手(23)のドジャース入り、中日・小笠原慎之介投手(27)はナショナルズと2年契約、阪神・青柳晃洋投手(31)もフィリーズとマイナー契約を結び今オフ、いずれもメジャー挑戦を打ち出していた3投手の去就が決着した。
来オフは今季が「NPBラストイヤー」であることを公言しているヤクルト・村上宗隆内野手(24)がMLB移籍を目指すことで、メジャー各球団のスカウトはまた忙しい1年を迎えることになる。
その村上については、ニューヨークメディア『Sportsnaut』が来オフ、ヤンキース、メッツ、レッドソックスの3球団が村上を「最優先の補強ターゲット」にしているとの見解を伝えている。
大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希といった日本球界を代表する3人のエース右腕を全てドジャース1球団にさらわれた東海岸の3球団が、村上の争奪戦でリベンジを狙うといった論調だ。
一方で、メジャースカウトの中には「村上は当たれば飛距離は出ますが、自分のツボに来ないと打てないタイプのバッター。動くボールに対する対応力が課題になってくると思う」と分析し、現状の課題を指摘する声もある。
それに対し、村上と同様、またはそれ以上に一部球団から高い評価を受けているのが巨人・岡本和真内野手(28)だ。村上の課題に照らし、別のMLB球団関係者の岡本評は「彼はバットコントロールが器用で、ボールをバットに当てるコンタクト能力に優れている。そこが彼の強みで、向こうへ行ってもある程度の率も残せる中長距離ヒッターだと捉えています」と言われている。
また、2004年のメッツ・松井稼頭央以来、日本人内野手に外野手ほどの成功例がないハンディについては「村上君も岡本君もアメリカに渡れば一塁手としての起用になってくると思う。日本人内野手が苦戦する天然芝の問題も二塁手、遊撃手ほど守備の負担は大きくないので心配はいらない。問題は打てるかどうかです」(前出関係者)とのこと。
日本人トップランクの先発投手の移籍が全てドジャース入りで決着し、来オフ以降は村上、岡本といった侍ジャパンの中軸打者の争奪戦が話題の中心となってくる。
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