【ソフトバンク】「上沢さん、走るんですか」 帰宅を遅らせて練習に付き合った〝新戦力〟
東スポWEB / 2025年1月26日 6時37分
最後まで練習に付き合ったのは――。ソフトバンクに新加入した上沢直之投手(30)が25日、福岡・筑後市のファーム施設で自主トレを公開。昨年9月に痛めた右肘の回復をアピールするように、キャッチボールでは力強い球筋を披露した。
多くの報道陣が詰めかけ、カメラのレンズが右腕の一挙手一投足を追いかけ続けた。昨季はポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦するも不完全燃焼に終わり、わずか1年での国内復帰を決断。古巣・日本ハムへの出戻りも選択肢にあった中、ソフトバンクに新天地を求めた。
夢を後押ししてくれたファイターズを選択しなかったことに、ファンの間からは否定的な意見が多くあがった。そして、この日は普段は目にしない報道陣の数…。練習公開を知らないスタッフらは、異様な光景に首をひねる。そんな空気感を、本人も感じていたかもしれない。実際、上沢の練習風景を気の毒そうに見守る選手もいた。
この日、上沢のキャッチボール相手を務めたのは、こちらも新加入の上茶谷大河投手(28)だった。昨年12月の現役ドラフトでDeNAから移籍。筑後の球団施設にやってきたのは上沢より一足早い3日前だった。
キャッチボールを終えると、上茶谷は荷物をまとめて帰り支度。本来はそのまま帰路につくはずだった。だが「上沢さん、走るんですか」。そう聞くと荷物を施設の隅に置いて、上沢を先導。帰宅を遅らせ、屋外球場のポール間ダッシュに付き合った。
ナイスガイのムードメーカー。上茶谷は「僕はただのちょけた人間なんで、そんなん(気遣いとか)じゃないですよ」と笑ったが、同じ先発候補のライバルへの心配りはさすがだった。「何でも聞いてください。任せてください。3日前に来ただけですけど」。冗談の連発に、上沢の笑いは止まらなかった。
上茶谷にとってもこのオフの移籍はチャンス。「焦らず、しっかり開幕に合わせて勝負したい」。先発、中継ぎで通算121試合に登板した2018年ドラフト1位。投げるだけが戦力じゃない。視野の広い、稀有な野球人が鷹に加わった。
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