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水戸藩が成立してから生まれた?茨城県人の「三ぽい」気質【県と県民性の面白雑学】

東スポWEB / 2025年1月26日 10時2分

水戸駅前の水戸黄門助さん格さん像(Googleマップから)

茨城県人は「水戸っぽ」と呼ばれ、「怒りっぽい」「骨っぽい」「理屈っぽい」といわれていました。これは徳川御三家の一つ・水戸藩が成立してから生まれたものとされます。豪放な性格は、武士の気風を守り通そうとした「水戸学」によって形成されたように思われます。

茨城県人の「怒りっぽい」というのは、短気というよりも、正義に燃える激情で、過激に反応してしまうところがあるのです。「骨っぽい」というのは、パッと行動に走ってしまうところといえます。

茨城県人は、独立精神が旺盛です。「首都圏ながら、その影響下には絶対に入らないぞ」といった気概のようなものを持っています。独立独歩で、自分を曲げることがありません。好き嫌いははっきりしていますが、一度信頼した人は、とことん信用します。

買い物でも、安い商品を求めるより、少々高くても店の人との付き合いを大切にするという気風が残っています。

ただし、初対面の茨城県人の印象は、あまりいいものとはいえないかもしれません。ぶっきらぼうな印象を与え、相手に誤解されがちです。

しかし、この県の人ほど義理堅く、信頼のおける人はめったにいません。人を押しのけてまで出世しようとか、自分の手柄にしてしまおうとかの邪心がなく、恩義を感じた相手には尽くすので、親交が深まっていけば、きっと長い付き合いができるはずです。

◆平川陽一 早稲田大学卒。主に歴史ミステリーの分野で活躍。著書に「世界遺産・封印されたミステリー」「戦争で読む日本の歴史地図」「日本列島 名城の謎」などがある。

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