【全日本】斉藤ジュン 安齊勇馬を激戦の末に粉砕！ ３冠初防衛で大福モグモグ「ＤＯＯＭ！」

挑戦者・安齊勇馬(左)と激しい攻防を繰り広げた３冠王者・斉藤ジュン

全日本プロレス２６日の千葉・幕張大会で、３冠ヘビー級王者の斉藤ジュン（３８）が、安齊勇馬（２５）を下して初防衛に成功した。

試合は序盤、安齊の高い身体能力を生かした波状攻撃に苦戦を強いられた。だが、場外戦で相手をイスにたたきつけるなど、王者はブードゥーマーダーズ時代に培ったラフファイトも駆使。ペースを引き戻し、一進一退の熱戦を繰り広げた。

中盤には飛龍原爆固めから、フェイスロックにつながれて悶絶。さらにジャンピングニーを正面と後方から受け、岩石落とし、ギムレットで投げられるピンチを迎えたが、なんとかカウントを２で返す。するとトドメを狙いコーナーに上がった安齊を追いかけ、雪崩式チョークスラムで形勢逆転。粘りを見せる安齊の動きをショートレンジラリアートで止め、最後は必殺のサイコブレイクで３カウントを奪った。

試合後、マイクを持ったジュンは「３冠ベルト、防衛したぞ。安齊勇馬、お前『飛び切りの刺激が欲しい』って言ったな。飛び切りの刺激をプレゼントしてやったぞ。俺も最高の刺激をもらった。楽しかった」と激闘を振りかえる。そして「今日勝ったのは俺だ。俺がここで甘いものを食べるから、よく見ておくがいい。大福とカスタードのシュークリームだ」と恒例のモグモグタイムに突入…かと思われた。

しかし「甘いものは一人で食べてもおいしくない。このシュークリーム、お前にやるよ。リング上で甘いもの食べたことないだろ。飛ぶぜ」と敵に塩ならぬ甘いものを送り「いただきます」とほおばった。

だが、ジュンが大福を食べる姿を観客が見つめるというただただ平和な時間が経過しているところに、招かれざる青柳優馬が登場する。

優馬からは「斉藤ジュン、いいベルトを持っているじゃないか。今、安齊優馬という男を退けた後に、このゲテモノの青柳優馬が挑んでやる。タダでとは言わない。このどら焼きに誓って明るく激しく楽しい３冠戦、やろうじゃないか」と挑戦を表明し、半分に割ったどら焼きを手渡された。これを受け取ったジュンはこれをほおばり受諾。そして「青柳優馬、ＤＯＯＭ！」と予告した。

王道きっての曲者をどう迎え撃つのか、注目の防衛ロードは続く。