大谷翔平 ＬＡ山火事で夕食会欠席…韓国メディアが称賛「笑って騒ぐ姿は礼儀に反する」

ニューヨーク行きを取りやめたドジャース・大谷翔平

全米野球記者協会（ＢＢＷＡＡ）ニューヨーク支部による「アワードディナー」が２５日（日本時間２６日）に当地で行われ、ナ・リーグＭＶＰのドジャース・大谷翔平投手（３０）は、地元ロサンゼルスで大きな被害をもたらしている山火事の影響を憂慮し、出席を見送った。

欠席した代わりに、大谷はビデオメッセージを通じて英語で「申し訳ありません。私や私の家族が出席することは非常に困難でした」と謝罪。決死の消火活動に当たった消防員らに感謝を述べつつ「この賞を消防署の皆さんの英雄的な努力にささげたいと思います」と話した。

今や大谷は日本を飛び越え、アジア、さらには世界的なスーパーアスリート。隣国の韓国も大谷の動向が広く伝えられている。同国メディア「マイデイリー」は「大谷のＭＶＰ受賞と関連イベントへの出席とロサンゼルスの山火事は、実際のところ何も関係ない」としつつも「大谷はロサンゼルスを代表するスターとして、失意に陥ったＬＡ市民に対して（夕食会で）笑って騒いで楽しそうな姿を見せることは礼儀に反すると判断したようだ」と心情を読み取った。

こうした大谷の行動に、同メディアは「大谷は単に野球がうまいだけの選手ではない。素晴らしいスポーツ選手だ」と賛辞を送っている。